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続けてまた2週間も前の事だが。

ブルゴーニュから生産者を迎えてのウメムラワイン会。
今回はヴォーヌ・ロマネ村から1960年創業の非常に小規模なワイン生産者ドメーヌ・ロベール・シリュグの5代目当主アルノー氏が来てくれた。

 

1986年生まれの若いアルノー氏は2011年から本格的に家族のワイン造りに参画。次代を担う才能ある醸造家として評価も高い。

同行していたのは、インポーターのAMZのスタッフと、クルティエの坂口氏のご子息、暁秀氏であった!通訳も担ってくれた。

 

<泡>
・J.Lassalle Cuvee Préférence Brut NV

泡は作っていないのでインポーターのAMZさんの扱うラサールで乾杯。

 

<白>
・Bourgogne Aligoté 2018


唯一の白のアリゴテは溌剌とした酸は尖りすぎず綺麗。

 

 

<赤>
・Robert Sirugue Ladoix Buisson 2017

赤は友人のブドウ畑から作られたラドワ、わずか4樽を地元のみ販売していたが、高需要に応えて輸出開始。日本には2009年から。
2017年と若くしてすでにこなれた色合いとやわらかい香り。上品で優しくエレガント。

 

 

・Arnaud et Sophie Sirugue-Noellat Vosne-Romanée 2017

ノエラ家から嫁いだ妻ソフィと共に2016年に新会社を立ち上げ、生産を開始。リシュブールの上方で冷涼なLes Barreauxと、国道に近くたくましいLes Chalandisの区画のブドウをブレンド。男性っぽさと女性っぽさ、それぞれの感性を合わせてキャラクターを構築するイメージとのこと。ヴォーヌ・ロマネの畑の美しい光景をよく二人で一緒に見ていて、二人で一緒に作りたかったのだとさ。景色を写真で見せてもらったが、本当にきれい。
タンニンはやわらかいがしっかりしていて男性っぽさ、を包み込むようなエレガントさが女性っぽさかな。

 

 

・Robert Sirugue Vosne-Romanée 2009

10年で程よく熟して、もしかしてピークか?落ち着きつつある色合い、シルキーな口当たり。
心身にフィットするというか、スッと調和する。

 

 

・Robert Sirugue Vosne-Romanée 1er Cru Les Petits Monts 2017

シリュグの宝石という1級プティ・モン。リシュブールの上部斜面でクロ・パラントゥとオー・レニョに挟まれる区画。

若さ溢れる女優、エレガントでもう主役の華を持っている。時間経過でブワっと広がる、とろけそうになる魅惑的な香りが凄い。

 

 

・Robert Sirugue Vosne-Romanée 1er Cru Les Petits Monts 2011


2011年は難しい年だったが、夏の好天でブドウが最後まで熟した。
「これだよこれ!」という感覚とともに、これもまた、もう完成形かと思わせるクオリティ。幸せな気分になる。

 

 

総じて若くして美味しく飲める、エレガンスを伴う最近のブルゴーニュのワインについて、今これほど美味しく飲めるということは、あまり長期の熟成には耐えられないのでは?という問いが出た。たしかに、何十年も待って栓を抜いたワインが素晴らしかった時のあの感動、エレガントさや華やかさを失わず磨きあげられたようなブル古酒との出会い、そういう感動は無くなるのでは・・・という多くのブル古酒好きが抱く懸念だろう。

 

回答としては、、、

70~80年代はヴィンテージの差が大きかったが、今はそうではなくブドウが完璧に熟すまで待ってから収穫する。そのタイミングの正確さのおかげで若くしてバランスの取れた飲みやすいワインになっている。ブドウの出来栄えをちゃんとワインに反映しているので、各ヴィンテージもしっかりユニーク。自分自身もまだ若く経験もまだまだ。

だそう。

 

 

シリュグのエチケットがきれいで、近年のケバいものではなく、クラシックすぎず、落ち着いてて好きなのだが、3つのロゴは何?と聞くと、左のはシャンボール・ミュジニの紋章、中央はヴォーヌ・ロマネの紋章、そして右はブルゴーニュ地方の紋章なのだそうだ。


アルノー氏はジュヴレにも興味があると言っていたが、そうなるとロゴは4つになるのか?と聞くと、「そうなるだろうね」と笑った。

 

 

肉が好きとのことで、プペの料理も絶賛だった。

サーモンのパイの料理はフランスでも食べたことがなく、「この辺の地の料理なのか?」と質問されたので、「ええ、この岡崎のフランス料理、プペの料理です」と伝えておいた。

そうそう、最後にはアルノー始動で皆んなでバン・ブルギニョンを歌って盛り上がった。素敵な会だった。