2023.04.12 ドメーヌ デ ザコル当主オリヴィエ・ルリッシュ氏を迎えてのウメムラワイン会 | SINのブログ

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今回は南ローヌのドメーヌ・デ・ザコルの当主オリヴィエ・ルリッシュ氏とパートナーのフローレンスさんを迎えてのワイン会。

 

 

ブルゴーニュのラルロで13年間指揮を執ってきたオリヴィエ氏が2011年からスタートしたザコル。多くのブドウ種を固定観念に捕らわれず、様々なトライをして、ただ真摯に丁寧に作られている彼等のワインは繊細でエレガント。

この地方のワインのイメージとは一線を画す、まるでブルゴーニュのような素晴らしいワイン。

 

<泡>

Champagne J.Lassale Preference Brut NV

ザコルでは泡は作っていないので、今回のインポーターであるAMZさんの取り扱うラサールを。

 

<白>

・Domaine des Accoles Les 4 Faïsses des Accoles 2020

Chardonnay100%

ドメーヌ最初の白、年によってはGrenache noirを加えるなど年毎に調整。ラルロとまったく同じ造り。

ブルゴーニュの旧樽で熟成。ブル白とも南仏白とも少し違うが、両方の良いところが。

 

 

・Domaine des Accoles Recto/Verso 2021

Grenache Noir 85%, Clairette Blanche & Clairette Rose 15%

グルナッシュの若木から白ワインとして醸造、少量のクレレットを加えてマセラシオンした、オレンジワインのような白ワイン。

Rect Versoとは“表と裏”の意。

 

 

 

<赤>

・Domaine des Accoles Les Carafon des Acolytes 2021

 

Carignan 100%

樹齢60年の古木のカリニャンから手摘み収穫、全房マセラシオン・カルボニック、土着酵母による醸造。

 

 

・Domaine des Accoles Le Rendez-vous des Acolytes 2020

Grenache 100%

アコリットとは友人の意味。樹齢25年の若木グルナッシュ。

 

 

・Domaine des Accoles Gryphe 2019

Carignan 100%

グリフとは牡蠣の殻を含んだ化石群の総称で、カリニャンのパーセルによく見られる特別な土壌。

樹齢60年以上の古木カリニャンはフレッシュで洗練されていてエレガント。

 

 

・Domaine des Accoles Miocène des Accoles 2018

Grenache 100%

粘土石灰や化石のある地層が由来、樹齢70年以上の古木グルナッシュは若木のアコリットに対し無駄を一切省いたように洗練され、緻密で優麗で、旨味と奥行きを最大限に引き出したような見事な完成度。

 

 

ザコルは全ボトルがマグナムという圧巻!

 

 

食事はアンフュージョンさんの素晴らしいディナーで大満足♪

 

今回、ザコルのワインのどれを購入するか、非常に迷った。何せまったく飲んだことがなく、想像できなかったので、フラッグシップ的なミオセヌと、ラルロと同じ造りというシャルドネのカト・ファイスを選んだ。

もちろんこの2本にもしっかりサインを頂いた。

 

しかし、他にも非常に珍しいカリニャン・グリで作られた「リーナトンデュ」や、ドメーヌで扱う全種の古木でパーセルの最良部分を面積比率でブレンドしたという「ポリセーヴ」など、どれも興味深い。価格も手ごろなので、色々と試してみよう。