2019.03.28 ルモワスネのベルナール・ルポルト社長を迎えてのウメムラワイン会。 | SINのブログ

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フランス屈指のネゴシアン『ルモワスネ』の社長ベルナール・ルポルト氏と奥様を迎えてのワイン会。
しかも日本におけるブルゴーニュワインの祖ともいうべき超有名人、クルティエの坂口氏も一緒に。

なんとゴージャスな・・・


ルモワスネ社では今1000樽くらい作っており、ドメーヌ以外は赤はブドウ果実で、
白は絞ったジュースで仕入れているのですべて自社製。
なのでネゴシアンというよりドメーヌ。

壮大なラインナップからセレクトされた今回のリストも期待大!


<泡>
・Nicolas Rouget Crémant de Bourgogne Brut NV
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最初の泡はニコラ・ルジェのクレマン。アリゴテ60%、シャルドネ40%。
ミネラル爽快、乾いた喉に幸せな潤い。奥様曰く「昼に飲んだシャンパーニュより美味しいわ」。


<白>
・Remoissenet Pere & Fils Rully Blanc 2014
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「リュリーは赤も存在するけどやっぱり白だよね!」で白しか作っていないとのこと。
新樽25%、スッキリしたキレある酸とミネラルと果実味の調和。
マイナーアペラシオンとはいえ通好みで、高品質高コスパ。いずれ値上がるか・・・?


・Remoissenet Pere & Fils Bourgogne Diamond Jubilee Blanc 1992 Double Magnum
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濃い黄色、芳醇。バブルがはじけた92年、世界的にも厳しい経済状況の中、ルモワスネは余裕があったので
大きなボトルもたくさん作った。92年は特に白が素晴らしい偉大な年。まさに。
会の終盤、ほとんどの参加者のグラスが空になるころ、ベルナール氏がおかわりを求めたほど。
(実際1杯分だけボトルに残ってたので全部飲んでいた。写真参照)


<赤>
・Remoissenet Pere & Fils Bourgogne Diamond Jubilee Rouge 2006
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なんというか、「ちょうどよい」。好き。時間経過後は旨味が増し、さらに好き。
氏曰く、06年は9月末の雨に悩まされたテクニカルな年で作り手は神経を使った。
できるだけ良い条件で収穫したが、難しかった。05年に比べストラクチャやパワフルさは弱いが
フルーツ味豊かなキャラクタでまた違う良さ。まだ若くこれから良くなる。


・Remoissenet Pere & Fils Gevrey Chambertin 1er Cru Les Combottes 1987
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とても滑らかシルキーで奥深い。87年は難しい年で収穫時の雨に悩まされた。
でもきちんと作ったものは良くできて、作り手の良さを確認するにはオフビンテージ品が良い、
そういう「良い作り手」が「きちんと作った」1本。繊細な女性らしいスタイルとのこと。


・Remoissenet Pere & Fils Clos Vougeot 1988 Magnum
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もう一つ次の次元。飲み込まれそうなほどの妖艶さにウットリ。引き込まれて戻りたくない世界感。
88年は日照が良くタンニン豊富。87年と比較すると筋肉質でガッシリ系、と氏は言うが、エレガントだわ。


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これだけ状態良い古酒を楽しめるのがルモワスネ。
出汁のような旨味に満ちたワインは日本人好みなのだろう。
アメリカ市場は古酒をあまり求めないというのだから、今後もそうであってほしいものだ。

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来日でも折り返しのタイミングで岡崎来訪ということで、奥様も少しお疲れ気味?だったが
とてもチャーミングで陽気な素敵な方でした。いろんな話をしてくれて(英語)、
自分のスマホで我々の写真を撮って「後で送るわ」ということでSNSで繋がることができた。。。


プペさんのお料理にもとても満足そうで、自ら料理をみんなに取り分けたり
過去の来日生産者の中でも一番よく食べて飲んだお二人かも。

同席できて幸せでした。


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