葡萄舎行って来ました。

先のブログで説明不足でしたが、Hさんというのは2年前に僕にこの店を紹介してくれた、先輩の常連さんです。

まだ店が混む前にHさんも交えてマスターと軽く議論しましたが、一番の難しさは

「お客さんにご満足頂いて、かつお店も一定の収益を得て、さらにミュージシャンにもギャラが払えるような企画っていうのはそう簡単に実現しない」

ということで話が収束しました。

このへんは今、僕ら自身も予算書を見ながら頭を痛めているところでしたが、改めてマスターの話を聞くと、まったくその通りという感じです。ライヴハウスなど専門店ならともかく、普通のお店が通常営業に比べて損益を出さないようにするためには、よほど多くのお客さんに来て頂かない限り、ミュージシャンは殆どノーギャラか、交通費程度になってしまうんですよね。

スポンサーでもつかない限り、基本的には全てのコストはお客さんが払ってくれるチャージでまかなわれるので、お客さんが気持ち良くお金を使って頂けるようなサービスをいかに提供できるかということが基本的な課題となります。

まだ考えが上手くまとまりませんが、直感的に、僕らがやろうとしているライヴ音楽文化の振興というのは、非常に狭く小さな規模でのコミュニティビジネスなのではないかというのが、本日の雑感でした。

お客さんが気持ち良くお金を使ってくれるケースって、大抵そのお客さんはミュージシャンの個人的な知り合いであったり、お店の常連だったりして、頑張っている知人を応援してあげたいとか、自分のお気に入りの特別な場を今後とも維持したいと思うから、そこでお金を使ってくれるのだろうし、その規模が小さいほどに愛着も増し、強固なファン層が生まれるのだと思います。

そうだとすると、ライヴ音楽のある場を増やそうという取り組みは、憩いやリフレッシュを求めて人が集う場、コミュニケーションの場、愛着の対象となる場を増やすということと殆ど同義か、またはそれに含まれる考え方なのだという気がしてきます。

たぶんライヴ音楽を演奏するのって、特にレコード以前の時代はまさにそうだったと思うけど、単に音楽鑑賞の場ではなく、もうちょっと何か社会的な意味合いがあるように思えるのです。それが何だか今は良く分かりませんが。

まぁとにかく、家に籠って自分の頭の中だけで考えるよりも、実例をもっと自分の目で見て、人と会って議論した方が良いかろう、というHさんのアドバイスに従い、来週はHさんのご紹介で他のお店にもお邪魔することとなりました。

昨夜あたりから何だか全然予測してなかった方向に話が展開していきますが、取り敢えず今はこのまま流れに身を任せてみようと思います。

(さらに次号に続く。)

バークリー音楽大学出身ミュージシャンが
中心となって企画する、
ライブ音楽文化の振興を目指すプロジェクト。

Live Music in Your Town (LiMYT;ライミット)
広報計画と言っても、あまり大したものではありません。知名度のない僕らのような草の根的な活動はマスコミには載らないので、ソーシャルメディアを駆使しつつ、あとは個人的な繋がりで地道に拡げるしかないのです。

まぁ、ポジティヴに考えると、そういう顔の見える繋がりから攻める方がマスコミを使うよりも深く情報を発信できるんでしょうし。最適な組み合わせ、連携、タイミングを考えつつ、最小の労力&コストで最大限の成果を発揮できることに配慮するって点だけ考えてます。

今のところLiMYT公式ホームページの他に、以下のような広報を行なっています。

【音楽系SNS】
MySpace(9/25~)
muzie(9/16~)

【動画配信】
Ustream(9/24~)

【一般SNS】
facebook(準備中)
mixi(8/11~)

【ブログ】
Twitter(7/26~)
アメブロ(9/22~)

【チラシの設置】
Studio Let's (KT&Cがお世話になっているリハーサルスタジオ@渋谷)にチラシ15部(9/20)
株式会社 池部楽器店WSR(僕らが日頃お世話になっているリペア&カスタマイジング工房@渋谷)にチラシを25部(9/20)


今日は音大の同窓生&僕個人の友人宛にメールをお送りしましたが、その中の友人の一人、Hさんと話が繋がり、明日、僕の数少ない行きつけの店である神田の葡萄舎のマスターに会い、広報の相談に乗って頂くことにしました。

このマスター、お仕事柄か芸術系コミュニティに顔が利く方で、この春にも一度ライミットの件で少し相談に乗って頂いたことがあったのです。最近の忙しさにすっかり失念していましたが、葡萄舎のマスターならきっといろいろご助言頂けるに違いありません。

というわけで明日の18:00、Hさんと共に葡萄舎に営業に行きます。果たしてその会談の結果は是如何に。

(次号に続く)

バークリー音楽大学出身ミュージシャンが
中心となって企画する、
ライブ音楽文化の振興を目指すプロジェクト。

Live Music in Your Town (LiMYT;ライミット)
今日は友人に誘われて、某音楽スタジオで開催されるハードロックのジャムセッションを見学してきました。

ジャズのジャムセッションは巷で多く開催されていますが、ハードロック系のものはあまりないですよね。僕も今回初めて参加しました。

ハード面に注目すると、ジャズのジャムセッションとハードロックのジャムセッションの最大の違いは、やはり音量でしょうか。ジャズもサックスとかはかなり大音量だけど、それでも多少の防音設備があれば普通の飲食店とかでもやれるし、現にそういうところが多いですけど、ハードロックの場合は音楽スタジオなど防音設備を完備した閉鎖空間でないと、なかなかやれないのが現状だなと感じました。


僕らがライミットで考えていることの一つに、電子ドラムなど小音量の楽器を上手く利用し、防音設備のない空間でも演奏の場を開拓していくということがあります。

もちろん、それぞれの音楽にはそれを聴くための最適な音量というものがあるのだろうと思います。でも、レコードの発明により音楽の「再生」が可能になり、音楽の聴き方が劇的に変わってしまったように、ライヴ音楽の場合も、特に電子楽器の発達により、演奏空間にまつわる諸事情が大きく変わる可能性があるのではないかという気がします。

楽器の進歩により、ライヴ音楽の本来持つコンテクストが崩れることには賛否両論あると思います。もちろん、音質や音量の都合で演奏の場を限定されるような従来タイプのライヴ音楽も、今後プレミアムな体験として一定の価値を保つだろうし、個人的にもそうあるべきと思います。

でもその一方で、テクノロジーに支えられ演奏環境の制限から解放されたライヴ音楽というのが存在価値を高められれば、ライヴ音楽を演奏したり聴いたりする場や機会が増え、もっと多くの音楽家が演奏で飯を喰えるようになり、リスナーは生演奏に親しむ機会が増え、ひいては音楽文化全体がより豊かになると思うのです。

僕らにとってライミットは、それを見極めるための一つの実験の場でもあります。

バークリー音楽大学出身ミュージシャンが
中心となって企画する、
ライブ音楽文化の振興を目指すプロジェクト。

Live Music in Your Town (LiMYT;ライミット)