運動音痴故に。 | 徒然云々

まぁ、ないものねだりと言ってしまえばそれで終わる話。
記憶によれば4歳になる頃には肥満児だったもんで、運動音痴には年季が入りまくっておる。
んなもんで、体育で何かしら球技でもやるとなれば、邪魔になるので隅っこで大人しくしていたし、紅白対抗リレーともなればそれはそれは憂鬱だった。
多分、二重跳びができるようになったのは同学年で俺が一番遅い。
が、何がどうなったのかニート中だった19の夏にはどういうわけか「三重飛び連続9回」というところまでは上り詰めることが出来た。
間違いなく、俺の運動能力のピークはその時期。
で、この頃付いていた筋肉が落ちてしまった結果、翌年には体重が最小値56kgを記録するものの、運動不足で現在となっては元通りというわけで。

別にどーでもいい。
が、上げて落ちて奈落の底。そこから見上げたところで華麗なアクションを繰り広げる舞台役者達が眩しいのなんの。
運動不足で体重増加傾向にあった2012年、俺はある舞台の主題歌音源の制作を頼まれたついでに、なんでか舞台そのものに足を突っ込んでしまった。
今思えば、血迷ったなぁと思う。
てか、気付けばアンサンブルに組み込まれちまったというオチ。おいおい、俺にアクションやれってか。バカジャネーノ。
しかし、やってよかったと思える瞬間が一つだけあった。
主役級の中で一人、別格のセンスを持っている男がいた。
劇中で彼と対峙する瞬間。あの時の感覚だけは今も残っている。
あの眼から流れ込んでくる何かしらで、よくわからんけどこっちのテンションもなんか上がってくる。
まぁ、役どころとしては所詮ゾンビみたいな烏合の衆の中の一匹なんでね、一発袈裟斬りで消されちまうんですよ。
でも、今でも思う。
『生きてたら、思いっきりコイツと戦ってみたかった・・・』、とその一発で消されたゾンビが思ったのか、そう思ったのは俺だったのかも分からんけど、そういう感覚が残っている。
尚、戦ってみたかったのは『その役者本人と殺陣やってみたい』ではなく、『その役者が演じていたキャラクターと戦ってみたい』というところがミソ。
まぁ、どっちでも楽しいことにはなったでしょう。
 

あくまで、俺がちゃんとアクションやれる人だったらな!!!!!!

去年今年と、頗る上質な殺陣を観る機会に恵まれている。
それゆえに、彼を思い出すこともなかなかにして多い。
彼とのつながりはなくなってしまったが、今追っかけたい役者もいる。

そして、俺は役者じゃないし、彼らほど体が動かない。
別に、舞台に立って殺陣やりたいとかはまーったく思わないけど、あのくらい動けるようになってみたい。

単純に太ってきてやべえってなってジムに行きだしたけど、それだけじゃ弱かった。
別の甘ったるい妄想が加わって、どうにか今日もジムに行くことができている。
とりあえず、BMI25以下まで落としたい。