このブログを広く多くなっての方に見ていただきたいと思い、タイトルを変えましたが、なんだか堅苦しい感じがする気がします。
もっと私の音楽活動に興味を持っていただき、私の目指すものを知って頂きたいと思って考えてみましたが、難しいですね。
自分の伝えたい、自分の音楽に対する情熱を知っていただくために悩んでいます。
ところで、土曜日、特養のコンサートで私は、「戦場のクリスマス」をそっとでも心を込めて弾いてみました。私は坂本龍一さんのファンではありませんが、この映画に込めた熱い思いを音楽から感じ取ることはとても嬉しく、なんとか自分なりに人の心に染み入るように演奏してみたいという気持ちが以前からありました。何も言わずに弾いていましたの、個室に戻りたいという方もなく、きっと聴いていらした方は、受け入れてくださったと思っています。
映画を見れば、わかるのですが、捕虜とそれを管理する側のわだかまりをとうして、戦争の愚かさをよく表現していると思います。また俳優さんたちの演技が素晴らしく、まるで、実在した登場人物のように演じられています。
音楽は雪が降っているようでもあり、星がキラキラと輝いているようであり、その様子が目に浮かぶようです。
私は、コンクール覇者でもなく、ピアノ科卒業でもありません。でも今まで、良い先生、良い仲間に恵まれて、音楽活動を続けてきました。
ここにきて、その歩みはスローダウンしていますが、生涯音楽は続けていきたいと思っています。
たくさんの良い教師から学んだもの、得たものを次の世代に伝えていきたいと思っています。
音楽の基礎となる、リズム、歌、響きを大切に学び、一人一人顔が違うように、音楽も違って良いと思っています。
音楽は特に真似から始まることが多いです。誰かの演奏を聴いて真似しても良いし、弾き方をビデオや本番で見て真似しても良いです。
しかしそれが単なる真似となっては、つまらないと思いませんか？
自分だけの音楽でなければあなたが弾く音楽がただのコピーとなってしまいます。
血と肉と魂を注ぎ、聴いて下さる人にとって、貴方だけの音楽を作りませんか？
よく自分の演奏を聴いてもらうなんておこまがしいとおっしゃる方がいらっしゃいますが、ではなんのために音楽をやっているのでしょう。
クリスマスの日に、「ジングルベル」を弾いたり、「きよしこの夜」と一緒に奏でたら、どんなに素敵でしょう。
いや自己満足でいいんです。とおっしゃる方にお伝えしたいです。曲が弾けるようになれば良い、というだけで満足されますか？
誰かに聞いてもらって、素敵な演奏だったわ、とか良い音だったわって言われたくないですか？
謙遜も良いですが、音楽は、表現芸術です。「表に表す芸術」です。
絵が趣味という方いらっしゃると思います。絵を見てもらって、誰かに「良い絵ですね。」と言われると嬉しいのと同じです。
これからコンピューターの技術は進み、人間の手による芸術って貴重な時代がそこまできています。
貴方だけの楽器演奏、以前に流行りましたね。「世界にただ一つの花」ってタイトルだったでしょうか？「世界に貴方だけの演奏」が
できるようになりませんか。
子供に楽器が弾けるようになって欲しいと望んでいらしゃるご父兄の方、プロにならなくても良いけど、楽器のひとつくらい弾けたら良いと思っている方、
ぜひ貴方の気持ちをおしえて下さい。
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