コンサートが始まる時間になると、業界用語「うちベル」がなります。オーケストラのメンバーはちょっと緊張する時間です。今日はうまく行きますようにと祈る時です。
そのあと本ベルがなります。それとともに楽器をもって舞台に入ります。
舞台の照明って意外に明るく熱く緊張が少し高まります。
今日来てくださったお客様に楽しんでいただきたい、よろこんでいただきたいと思いながら、舞台に入ります。
オーケストラのメンバーが各自の席に着くと、コンサートマスターが立ち上がり、指示が出ます。ある楽器がある音を出します。これでオーケストラのメンバーは自分の楽器の音を合わせます。
なぜこんなことをするのでしょう。
昔昔、オーケストラのメンバーが演奏する前に音を合わせましょうと言うことである楽器のある音に合わせて自分の楽器の音程を合わせるために始めたことなんです。
ある楽器は音程をコントロールすることが難しいため、昔はこの楽器の調子にあわせて、オーケストラの音を合わせていました。
ピアノは今の時代1年に1回か2回くらい調律すれば、調子っぱずれになりませんね。
でもオーケストラで使われている楽器は温度、湿度によって日々音の調子が変わります。なのでコンサートの曲の前に音を合わせるようになりました。
ある楽器その名前覚えて下さいね。
「オーボエ」と言います。「オーボエ」て下さい。とても音の調子を整えるのが難しい楽器なのです。
なのでコンサートの最中でも音を合わせるために「ら」の音でほかの楽器と合わせようと「ら」の音を出します。「僕に合わせて下さい」って。