二宮から渡されたポカリを、
ベッドの上で上半身を起こして飲んで、
そのお陰で喉のイガイガが
少し良くなったような気がして、
素直に、
ありがとう、二宮。
お陰で 少し 喉が楽になったよ、と言ったら
二宮から返って来た言葉は、
あら、
翔さんがポカリくらいでお礼を言うなんて、、
風邪のせいで、気弱になっちゃいました?
相変わらず 口が悪い。
別に 気弱になんか なってないし、、、
そうですか? それは良かったデス。
ね、そう言えば 俺の弁当は?
ん?潤くんの手作りお弁当ですか?
そう、
会社から 帰って来る時、
持って帰るの忘れちゃったんだけど、
それなら、
村上副社長に、
社長代理をお願いした時に
『食べて下さい』って言って渡しましたよ。
えっ?マジ⁉️
だって翔さんが、
『食欲がない』って言ったから、、、
ワタシの分のお弁当は あるし、
流石にワタシも二つは食べられませんから
翔さんのお弁当は、
誰かに食べて貰うしかないじゃないですか。
確かに 『食欲がない』と言ったけど、、、
でも めちゃくちゃショック❗️
潤が、俺の為に作ってくれた愛情たっぷり弁当を
今日は 食べられないなんて、、、
風邪よりそっちの方がダメージが大きい。
ショックに打ちひしがれてる俺に、
大丈夫ですよ、
レトルトのおかゆなら
食欲が無くても食べられるかな?と思って
買って来ましたから、
食べるなら 温めますけど、どうします?
レトルトのおかゆ、、、。
食べる気しないんですか?
じゃ 温めなくていいんですね?
あ、イヤ ちょっと腹が減って来たから
食べたい。
潤の愛情手作り弁当じゃなくて、
レトルトのおかゆ、、、
それでも、
食べるものがあるだけマシと
考えるべきなのか、、、?
少しして、
二宮が持って来てくれたのは、
マグカップとスプーン。
さ、翔さん温めましたよ。
えっ?お茶碗じゃなくてマグカップ?
その中におかゆが 入ってるの?
だって お茶碗よりマグカップの方が
持ちやすいでしょ?
お茶碗によそったら、翔さん ひっくり返して
こぼしそうな気がして、、、。
・・・(-_-;)
二宮の言い方は ちょっと癪に触るけど、
普通の秘書だったら、
多分 ここまで 気を利かせてくれない。
憎まれ口を叩きながらも、
俺の為に動いてくれる二宮には、
(直接は言わないけど)感謝してるし、
やっぱり二宮が俺の秘書で良かった、と
思うけど、、、
でも 相変わらず ひと言 多くて、
ね、気が利く秘書で良かったでしょ?
なかなか いませんよ、こんなに出来る秘書は。
はい、はい、
なんですか?その投げやりな言い方は、
もうちょっと秘書を気遣う話し方が
出来ないものですかねぇ、、、
・・・(ー ー;)
やっぱり一言多いのには ゲンナリ。
あ〜、潤が早く帰って来ないかなぁ、、、💧
※この6話の中で 出て来る
二宮さんのお弁当は 勿論 潤くんの手作り。
潤くんは
『二つ作るのも三つ作るのも手間は
それほど変わらないから』と言って、
二宮さんのお弁当も作って、
翔さんに手渡しています。
ちなみに、
ご飯の量〝大〟・・・翔さん
〝中〟・・・潤くん
〝小〟・・・二宮さん
だから、
お弁当箱の大きさも〝大〟〝中〟〝小〟で、
どれが誰のお弁当か一目瞭然です。