本「塞王の楯」
今村翔吾・著以前たぶん「英雄たちの選択」で作者さんを拝見、経歴を見たらこの本で2022年直木賞とのことで、図書館で捜した。石垣を作る集団、近江国穴太衆(あのうしゅう)のお話。すごい技なんだけど~詳しく書いてあって引きこまれた~(ちょい造語も入ってるらしい、うーーん、どこまでフィクション?見ただけで、どこに積んだらいいか判るように人はなるのか?すごい石垣出来てるわけで、すごい作る人たちいたハズではある)いきなりの一乗谷の戦いから始まり、伏見城、大津城がメイン。武将ではなく、兵士でもなく、職人(他に、鉄砲作りの国友衆、忍びの伊賀衆・甲賀衆も登場)が主人公で戦国時代の戦いの裏側を表現。大津城の戦いは、関ケ原の戦いの直前の話。9月7日、大津城主京極高次が3,000人で籠城してて、西軍の毛利元康(輝元の叔父)と立花宗茂(以前読んだ九州の大名)他15,000人に包囲される。大津城が開城したのは9月15日。この日は関ケ原の戦いの当日で、この15,000人が間に合わなかったことで、後に家康に褒められて、京極氏は加増された(ただ、領地は若狭の小浜に。子孫は松江城主にもなってたのね、ほほーー)。これだけの兵力差、優秀で有名だった立花もいたのに粘った裏には石垣作り&直しの穴太衆がいたというお話で、半日で砦的なの作ったのほんと?この戦いで国友の大砲使用は本当の話で、石垣を直すのもありかも。ありそうな具体的で細かい描写で、スリリングで面白かった~大津城にも行けばよかったな~と思ったら、跡しかないのかな。残念。建材が一部、彦根城に転用されたらしい。*****京極家。「鎌倉殿の13人」でも登場の頼朝の家臣佐々木家(宇多源氏)が近江の守護に。その一族分かれて六角氏、京極氏に。京極氏の家臣が浅井氏で、信長時代は浅井氏が勢力を強めてた。なぜ京極の妻に茶々の妹の初?と思ってたら、京極高次の妹が秀吉の側室になったのね~美人さんだったらしい。そのおかげで、光秀に味方したのに、許されたらしい。(なぜ味方?とも思うが、近すぎて断ると滅ぼされそうだったのかな。)関ケ原の戦いでは、始め西軍と言ってて、実は東軍に。(こちらもなぜ?西軍に近くて、大変そうなのに。小説では説明があるけど実際はどうだろ。)後に京極一族4家が大名として幕末まで残り、子爵になったそう。なるほど。一つは四国の丸亀藩!ほほ~