【旅する女性へ】カモられ放題のチーさんからちょっとしたお話。 | チー旅。〜世界一周する(仮)〜


グアテマラシティから夜行バスで9時間かけてやって来たのは

次に行くベリーズという国の国境にほど近い湖のある小さな町。



グアタペとはまた違ったカラフルな可愛い町。














石畳の道が可愛い家たちをより一層引き立てています。




話は全然変わりますが

ここに来るまでにあったちょっと怖い話を。




ここ、フローレスに着いたのは早朝5時。

暑い気候の町なのに気温は少し低く、あたりがまだ薄暗い頃。

バスの出口に向かうと降りる前から分かるほど

出口すぐそこぎっしりにタクシーの客引きたちが。

到着したここは、フローレスのはずれ。

大きいザックを抱えて歩くのには少し距離がある。



なので最初に声を掛けられたタクシーの運転手さんに委ねることに。


「フローレス。いくらですか?」

「25ケツァールだよ!」

「んー…20ケツァールでどうかな?」

「25ケツァールだよ。」

「おねがい!20ケツァールでもいいでしょ?」

「…………OK!おいで!」



5ケツァールのディスカウントに成功。

いいぞチーさんバックパッカーっぽい!





そして、フローレスに到着。




「はい。どうもありがとう。」

「違う。40ケツァールだ。」





跳ねたな。

おっさんそれはいくらなんでもやで。

倍じゃないか。




「20って言ったでしょ!」

もしあなたなら何と言いますか?こう言いますよね。

チーさんもそう言ったんですよ。




そしたらね、彼はこう言いました。

「ATMに寄ってあげたんだから20増えたんだ!」





おやおやチーさん。

ATMに寄ってもらったなんてあんた言ってなかったじゃないの。

チーさんそういう事は言っとかないと。フェアじゃないよ。




それにはこんな経緯があります。

さかのぼる事タクシー乗車時。



「明日、ベリーズに行くんだあ。」

「ベリーズ?じゃあ今からベリーズ行きのチケットを買おう!」

「え、今から?」

「ここからホテルに行く途中にバス会社があるから。」

「え…一度ホテルに行ってから買に来る、だから大丈夫。」

「バス会社はこの町にここだけなんだぞ。売切れたら明日ベリーズへは行けない。」

「今は財布の中にお金は少ししか入っていない。だから今は行けない。」

「じゃあATMへ行ってお金を降ろしてバスのチケットを買おう!」






と私はとりあえずATMへ降ろされる。

後にも先にもお金をおろす予定ではあったから

ここでお金をおろすチー旅。




そして次に連れてこられたのはバス会社。

こうなれば、すんなり宿に連れて行ってくれるはずがありません。

まぁ…一応、バスの値段だけ、聞いてみるか…。

運転手さんも降りてきてバス会社の人と積極的にやりとりをする。





チーさんはここで運転手さんのウソを見抜くわけです。

『この町でバス会社はここだけ。』

そんなはずがない。




では1年前にさかのぼってみましょう。

1年前のチーさんなら、そのヒッカケに怖気づいて、

確実に彼の言葉を鵜呑みにし

言われるがままに指定されたバス会社で買い、

指定されたホテルに泊まるでしょう。

いや、現にそうしてた!(泣)

そうです。あの忌まわしきインドネシア到着のことです。

もし過去の自分に会えるなら、あの頃の自分をタコ殴りにしたいです。





ウソを見抜いて、自分で判断できるようになった。

チーさんはこの旅で大きく成長させられたようです。





「今は買わない。宿へ行きます。」

しつこいので、そうはっきりと言うと完全に落胆の表情。

このタクシーの運転手さんのとバス会社は提携しているんですね。

そういうトリックがあるのですね。




お見通しじゃ!





そして宿へ向かう途中の車内。

「バス会社はひとつだけなのにな。たったひとつだけなのに。」

とブツブツブツブツつぶやく運転手さん。




そして下車。今に至ると。



別に弁護は求めません。

なってしまったことはしょうがない。

大事なのはここから。




私は普段こういうことであまりカリカリしないのですが

態度の変貌ぶりと久しぶりの事態でつい、プリプリしてしまいました。

お札を叩きつけられ、「警察を呼ぶぞ。」と。









あ?(怒)

今なんて?警察呼ぶって?

この時のチーさん、怒り50%ビビり50%です。

怒っても、半分はビビっちゃいます。可愛いでしょ。




私がもし、仮にそれが威嚇だとしても

大きな態度で怒って見せた時、どんな反撃が来るかも分からん。

今はひとりでいるわけで、自分からリスクを生むのは避けたい。






チーさん、あんた本当成長したよ。





だからチーさんどうしたと思う?






よっこいしょとザックを背負って

「私がATMに行きたいって言ったんじゃないもん…あなたはお金が増えることを先に言うべきだよ…」

と日本語でぶつぶつ言いながらフェードアウト。





逃げた!?(泣)

最初はちょっと強めの口調で言って大きく見せるのがポイント。

いまいちピンとこない方は、

小型犬が自分より大きい犬や人間に

キャンキャン吠えるあれをイメージしてください。

そんな感じです。

だんだん気配を薄めていくのもポイントです。

急に消してしまうと相手は追いかけるかもしれないので

徐々に薄めることが重要となります。





追いかけてくるかな。と思ったけどそれはなかった。

チーさんのしっぽ巻いて逃げる作戦の勝ちですね。




せっかくブログも目立つところにあるので、

これから海外を旅しようという女性の方へ。



人を疑いたくない気持ちはわかります。

自分も相手も信じたいですよね。

でも、ウソをついて

お金を少し多くもらっちゃおう、という人はいっぱいいます。

これは事実なので受け入れましょうね。

これに関して疑うことは、大事な自分を守る事です。

あなたを大事に思う人たちを守る事です。

そして、その相手とも、

後味悪くならないように予防することが出来ます。

トラブルは、意図せず起きてしまうものであって、

入り口は些細なことでも膨れ上がってしまうかもしれない。

あなたは女性です。

相手にかなうだけの力を持っていません。

あ、でもあなたが吉田沙保里なら話は別です。

疑うこと、逃げることに躊躇しないでくださいネ。






って言っているのは

1年前、インドネシアでカモられ放題のチー旅です♪

チー旅は今日も元気です。






人生何事も経験ってこういう事ですね。

今日も読んでくれてありがとうございます。


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