藤巻健史の言(3)。。 | たいくつ親父のひとり言(パートⅡ)

たいくつ親父のひとり言(パートⅡ)

たいくつ親父(Ⅱ)のサイトへようこそ!

還暦を過ぎた熟年親父の関心ある記事やコラム、
好きな音楽や絵などを気儘に掲載してまいります。
毎日の更新を目指します。
どうかご愛読のほどを➲。。

亭主敬白

イエレンの発言

FRB議長イエレン氏の発言はやはりexcitingで興味津々だった。こ

れで9月の利上げはあるだろう。何度も書くが、今の0.25%~0.5%という政策金利は、

株価が史上最高値をつけ不動産市場も好調で、完全雇用に近い経済状況を

正当化する金利水準ではない。

このままで行けばインフレはターボを賭けて加速してコントロール不能になる。

そのくらいの頭脳をFRBは持っているだろう。


米国はこれから何年にも渡って、利上げの話が出てくるだろう。

日銀は「非伝統的金融政策」を発動してしまったために、従来の引き締め方法を失った。

米FRBと異なり、出口(=金融引き締めの方法)がない。

日米金利差はますます開く。

円安/ドル高要因だ。

また原油価格が上昇してきている。

2月に1バレル27ドルをつけたWTIは48ドルまで回復してきた。

今後、この傾向が続くならば日本の貿易収支は悪化する。

一度は視界から外れた経常収支の赤字化、すなわち双子の赤字も視野に入ってくる。

円安/ドル高要因だ。

円安ドル高トレンドは変わらないと思う。

ドル高円安が続けばCPIは簡単に2%に達成し、今度は「異次元の量的緩和」を

続けるか否かの日銀VS政府の戦いが始まる。

円暴落の契機となる。

「円は避難通貨」どころか「危険通貨」だ。