原語主義のオペラ界。。 | たいくつ親父のひとり言(パートⅡ)

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亭主敬白

昨夏の二期会会報に前田美波里が「ミュージカルは日本語で歌うのになぜオペラは原語で歌うの? 誰もわからないでしょ」という趣旨のことを書いている。

よくオペラは「敷居が高い」(入場料もネ!!)と言われるが, クラシック音楽じたいー交響曲を中心としたオーケストラ演奏などーはかなり大衆化されているとおもう。

マスメディアの影響が強い。筆者は毎週アマオケに行くのでそのことを痛感している。

ロハコンには老若問わず大勢のお客さんが詰めかける。
かりにそのオペラ敷居論が正しいとすると, 行きにくくしている最大のファクターは矢張極端な原語主義ではないのか?
美波里ちゃんの言うようにここは日本だから日本語で歌うのが筋とおもうが, 主宰者, 関係者や歌い手さんたちは原語で歌うのが当然と考えているようだ(そのことで演奏家さんと話したことはないんだが)。
筆者が訪欧していた三十年ほど前には, 独の中小の劇場では伊仏のオペラは殆んどドイツ語で歌われていた。

ハンガリーやチェコなども自国語。いまは知らないけどね。
さきほど日生劇場のボエーム公演が日本語上演されるとの報を読んで快哉を叫...んだのである。イェーイ
その道程はかなり長く遠いとおもうが, 徐々にそうなって行ってほしいと希う。

そうなればお客さんはもっと来るよ!
バカ高い料金も簡素な衣装や舞台にすればもっともっと下がる筈だ。