異種格闘技戦⑨出すべきものは出さないと | それでも地球はまわってる

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2010年1月に人生初めての手術を受けました。
卵巣がんⅡа期でした。
術後治療のため2010年5月まで6クールの化学療法を受け、同年6月から晴れて経過観察に。


ただいま新たなライフスタイルを手に入れるために、絶賛アイドリング中です。

〈ここまでのおさらい〉 

◉業務中の不可抗力で腰を負傷し指定病院に緊急搬送
◉至急のレントゲンで腰椎圧迫骨折との診断
◉MRI、CT、骨密度測定(DEXA)、血液、心電図、を経て入院病棟へ
◉尿カテ入れて尿検査も終えオムツを装着後安静を言い渡され初日は就寝
◉痛みと安静のため、寝たきりで何もしないまま一日が過ぎる
◉動きを制限して骨を保護するコルセットの採寸時に気になる病名が…
◉初日〜5日目まではオムツ交換すらなしの絶対安静。その後もアメニティは度外視
◉ドクターの話を聞いて、6週間くらいで治る、と、勝手に勘違いしたまま安静&入院生活続行

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入院して6日目の朝。
初めての週末です。
まあ、入院してる身は土日も平日も関係ありませんが、土曜日曜はなんとなく看護師さんが少ない。(←後で聞いたら、外来と手術がないから物理的に人が少ないそう。)

朝一恒例の『トイレの回数申告』の時間。
はた、と看護師さんが指折り数え出しました。

看『4、5…え? 6日もお通じきてないの!?』

もともと毎日は出ませんし、なんならオムツに排泄するのが心理的に抵抗があるためか、お通じの気配すら感じません。
イレウス・腸閉塞については、実際経験した病友達から『どんなタイプのイレウスもとにかく痛く、吐き気を伴う』と聞いており、痛みも吐き気もないのであまり心配はしていませんでした。
が。
私的には悠長に構えいても、看護師さん的にはそうはいかない、ということで。

看『今日出なかったら下剤!!』

えええええ。
やだなあ下剤。

看『浣腸のほうがいい?』

…下剤でよいです。

まんまとその晩、下剤を渡されました。
プルゼニド12mg 2錠
『緩やか〜なヤツだから、大丈夫よ〜』なんて言葉と共に渡され、渋々飲んだんですが、なんと。

全く効かず。

翌日もお通じの気配はなかったのでした。
日勤の看護師さんの顔が曇ります。

『出なかったの?まずいなあ…ひとまず浣腸したほうがいいんじゃないかなぁ…』

この時の私は『んな、大袈裟な』と辞退したのですが、後からわかったことがあります。
椎体骨折の場合、状況によっては、排泄障害を引き起こす可能性があったのです。
自力排便のないままでは、便意を感じるか、自力での排泄が適切にできるかどうかの評価が出来ない、ということだったんですね。
そんなことを知る由もない私は、浣腸の代案として命じられた2日続けての下剤服用にぶーたれていました。

『出すべきものは出さないと、体に悪いのよ!』

看護師さんに叱られつつ、その晩も下剤服用。
さすがに2日続けて服用するとプルゼニドも効果を発揮し、無事お通じはあったのですか、なんなら発揮しすぎてその後数日、蠕動痛で苦しむことになりました。

続きます。

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マスクがないなら作ればいいんじゃないかと思い、ありあわせの布をじゃきじゃき切ってみました。
政府が税金投入して布マスク送ってくれるらしいけど、布マスクは最悪自力でなんとかなりますよね。
大切な税金で行うんですから、まともな補償をして欲しいものです。

出すべきものは出さないと!