異種格闘技戦②生まれて初めて | それでも地球はまわってる

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2010年1月に人生初めての手術を受けました。
卵巣がんⅡа期でした。
術後治療のため2010年5月まで6クールの化学療法を受け、同年6月から晴れて経過観察に。


ただいま新たなライフスタイルを手に入れるために、絶賛アイドリング中です。

12月のとある日。
勤務先のフロアの一角で事件は起こりました。
うそ、事件というほど大袈裟じゃないです、すいません。

そこに至るまでの詳細はさておき(←すでにめんどくさくなってる)
業務のはずみで、フローリングの床に転倒しました。
その瞬間。
バキバキッ、っと、枯れ枝をへし折ったような音がしたことを覚えています。
自分の身体の内側から直接耳に響きました。

え?何?何の音?

異音に驚きはしましたが、とりあえず身体を起こそうとしたところ、少し起きようとしただけで呼吸が出来ないほどの猛烈な痛みが背中から腰に差し込み、また床に倒れ込んでしまいました。
一瞬遅れて、冷や汗が吹き出します。
これはやばい、と瞬時に解る痛みでした。
でもね〜、人間てほら、有事になるとアドレナリンとか脳内麻薬でちゃうんですよ。
起きられはしないのに、何となく痛みが落ち着いたような気がしたんです。

私の異変に気がついて駆けつけてきた同僚に『大丈夫大丈夫、しばらくしたら治ると思うから〜あはは〜』なんて強がりつつ、向きを変えて起き上がれないか試してみたりしてたのですが、どうやっても痛くて起きられません。

しばらくして現れた勤務先に常駐している看護師が、受傷状況と私の様子、呼吸が荒く冷や汗が止まらないこと、痛みが強く起き上がりが困難であることから、すぐ病院に行ったほうがいい、と言い出しました。
車椅子を用意されたんですが、痛くて起きられないし動けない。
すったもんだの挙句、結局、救急車を呼ぶことになりました。

人生で初めての救急車。
(茎捻転でも呼ばなかったのに)
こんな怪我で大袈裟だと怒られたらどうしましょ、と不安になりましたが、到着した救急隊員の方々はとても優しかったです。
そして言われたことは、痛みが強くて起きれなかったなら、すぐに救急車呼ばないと!でした。
頭は打ってない?
痛いのはどこ?
足は動く?
手は握れる?
などの応答しながら担架に乗せられて、地元の救急指定病院に運ばれました。

ちなみに搬送中思ったこと。
救急車すげえ揺れるじゃん!!
衝撃モロでめっちゃ痛い!!
隊員の方も気の毒そうな顔で『救急車って結構揺れと衝撃あるんだよね。痛いねー、ごめんねー』と言っておられました。
(なら改善したらええやんか。構造上無理なのか?)

そしてこの後、運ばれた病院で、さらに人生初の骨折が判明することになるのです。