お客様は神様ではなくなってきたね | 木村豊子結婚相談室

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きっと昔からいたのかもしれないモンスタークレイマー。
私が見たことあるのは地下鉄の遅延でのこと。
ものすごい剣幕で駅員さんにまくし立てていた。
ホームの駅員さんだって、この遅延がいつ解消するのかわからないのに、自分の都合(約束時間に間に合わない)だけをゴリ押しして怒鳴り散らすとはいかがなものか。
地下鉄が動かないなら、自分でタクシーなりなんなりで目的地へ行けばいいこと。
「それが客に対しての態度か!」が決まり文句。

こういう人は乗ってやってる、買ってやってると、きっと自分は神様なのだろう。
「お客様は神様です」という三波春夫の1フレーズが刷り込まれている(笑)

今の日本では市民に階級がない。
どんな人でも、お金さえあれば、なんでも買えて、どんなお店でも入店可能。
一流ホテルのスイートルームでもてなしてもらうのだって、お金さえ出せば叶う。
身分なんてわきまえなくていい。
(昔のディスコなんかは服装チェックがあって、お店側の求めているファッションでないと入店拒否とかあったよねグラサン)

しかし、こうモンスタークレイマー度が異常になってくると店側も関わりたくない真顔
きっともうすぐ、いやもう既に、店側が客を選ぶ時代になってきている。
「私どもは◯◯なお客様に利用していただきたい」と。
お金を払うと言っても買えないなんて、一番効き目のあるクスリだね。

APAホテル。
部屋に常備してある1冊の本が中国人の歴史認識と違うので排除せよとの中国側からの要求。
それに対してのホテル側の対応は「排除しない」
そしたら中国側はAPAを利用しないと出た。
対してAPAホテルは「いいよ」の一言。

私はこれには痛快さを感じ、ホテル側の肩を持ちたい。
人によっては中国人の嫌がることをするなとか、中国人観光客を敵に回すとはバカな対応だと思うかもしれない。
そんなことは経営しているホテル側が決めること。
中国人観光客のうるささに辟易している人は、中国人が利用しないAPAホテルを狙って泊まることだってあるだろう。

お客様は神様は死語。
過度な期待やサービスを満足させてほしい人には厳しい時代になってきた。
クレイマーの暴走が止まるといいね。