最近行くようになった下北沢本多劇場へ。

ケラリーノ・サンドロヴィッチ作、江戸時代の思い出。


ギリギリに行ったら、最前列ドセンが空いていて、隣には見たことある人がいる!

私、その最前列ドセンでした(笑)

別々に取った友達が隣(笑)

う〜ん、ここで運を使ったかあ😵‍💫


物語は、武士之介(三宅弘城)が、通らがかりの、参勤交代に迷子になった武士徳川人良に、思い出話をきかせる、劇中劇。





一幕は一部、二部に、二幕は、三部、4部に分かれていて、その間は、客席のお客が帰ろうとするのを(これも役者)を、落ち武者が阻止するパフォーマンスあり。


江戸時代だから、着物?と思ったら、四部のうち、三部は江戸の飢饉の時代と、参勤交代やらの時代で、着物。


②部は、現代から始まる。が、昔に戻る。


一部から四部は、伏線がちょこちょこ出てきますが、基本独立した話だから、観やすいです。


とにかく、ケラ組の役者がみんな上手いから、阿吽の呼吸の、ギャグもおとぽけ台詞も、スラスラ、流れ出る。

ボケまくりでも、飽きないし。

うまいなあ、みんな〜

4部をいろんな役をやるのよね。


小学校のタイムカプセルを開けるために集まった同級生は、医師、弁護士(峯村リエ)、ミュージカル女優(坂井真紀)考古学者(山西惇)の、恩師(みのすけ)も参加し、掘ると出てくるのは死体だったりする。

そんな、ありえない、話から始まり、江戸の飢饉の話になり、食べるものがない時代に甘味屋をやっている三姉妹が、お客様を食べたらしい、また末姉妹(奥菜恵)を食べようとしたりな、物騒な話をする、犬山イヌコ&松永玲子さんが、ピカイチ上手くて、面白すぎました。

(死体はその時代?)

その後は、疫病が流行り、疫病にかからないようにと名付けられたオエキ(坂井真紀)が酷い疫病になったりと。

めちゃくちゃな筋書きですがやはり面白くて、笑いっぱなしの2時間でした。






いやあ〜酷暑の中、地下鉄から歩くこと10分→じつは皇居緑地側の緑の多い歩道を歩くも、あちら側に渡る歩道がなくて(保安のためか?)結局遠廻りして、開演5分前に着いた、草月ホール。


この日は38度の気温🌞🌞あまりの暑さにまけたのか?
1時間以上、アセが引かなかったから、多分熱中症手前だったかも😵😵😵‍💫


このホール、20年以上前に、来日ジャズカルテットコンサートに来て以来だわよ。


この舞台、FCの分を一般発売に回しちゃったんだよね😱

私はスターダスト月会員で取りましたが、たしかにサイド側(割にスタダは良席と聞いていたが、まだ謎)


まあ、企画が安田顕さんだから、アミューズで買うべきだったかなあ?と、こちらも謎。


戦時中の、地下室みたいなところの、敵と隣同士の料理番の二人の話。

地下室の階段の上には、上官からの無線や電話があり、よく通じない。

その司令室がすごい八百屋盆、立つのも大変そうな傾斜。


二人はお互いを窺いあいながら、感情を分かち合うまでになる。

そこには、吹くと死ぬという笛がある。

それは本当か?は最後にわかる。


終戦を迎えて、散り散りに。

ある時、偶然に会い、お互いが死なないAIのように作られた人間もどきと知り、お互いの境遇を重ねあわせる。

安田は娘を殺した青年を探し敵討ちをしたいし。

林は、手袋を落とした上流階級の息子に手袋を返しながら近づきたいという願望をもつ。


一見奇妙な出会い、訳のわからない言葉の会話など、いかに戦争が人を狂わすものか、また自分たちの運命すら決められない虚しさを感じました。

二人芝居で、ふたりとも熱量熱い芝居で、迫力ありました👍

三浦翔平さん、鈴木おさむさんがいらしてました。




横田栄司さん、復帰作。

たしか、鎌倉殿終了して、体調不良によりお休みされて、ほぼ2年でしょうか?

途中、ジョン王で、ナレーションだけおやりになったかと。


出演がわかり、文学座サイトに登録しましたが、応援会員でないと、チケット販売お知らせ来なくて💦、改めて見たら、チケット完売😱

が、追加公演が、千秋楽前日ソワレであり、発売初日にどうにかゲットしました👍


復帰作として、役者さんや関係者さんが、観劇にこられていたようです。
この日お見かけしたのは平田敦子さん。
千秋楽には、亀田佳明さん、上村聡志さん→この後デカローグのトークショーあり。
吉田鋼太郎さんなどなど。
ですよね〜

②列目上手センターより通路側で、横田さんはじめ役者の階段降りが多かったです😀

鵜山仁演出、いつものシェークスピアの感じ。
横田さんはオセロ。
匠に周りの人間を使い、オセロを騙し、権力の座から落とす、オセロが最も信頼する部下のイアーゴを、浅野雅博さんが演じました。

オセロのおおきな体の情熱的な力強さが全面にでながらも、1人になるリーダーゆえの孤独感針の穴ほどの弱さをついてきた、見ごとな?イアーゴの計算された、オセロの愛妻への嫉妬を匠に利用し、破滅へと向かわせる冷静、沈着な、イアーゴ浅野さんの、無表示な怖さを観ました。
いや〜上手いです、
もう、感心しきりでした。
浅野さん、別の芝居で観てみたい!

横田さん、いつもの迫力ある表情と芝居が戻ってました。
やはり、シェークスピアの横田栄司さんです🎊🎊✨✨✨
これだけのエネルギーある芝居をマチソワはきついだろうに。
完全復活と言っていいと思います。
これからも無理をしないで、舞台に立ってほしいです。

祝い花の、(お帰り、よこちん)の言葉にじ〜んときました。