こんにちは
心理セラピストの野沢ゆりこです。
おもに東京・千葉で活動しています。
自己否定が強い人、いつも自分を責めて苦しい人に向けて、
リトリーブサイコセラピーという心理療法を使って根本解決のお手伝いをしています。
プロフィールはこちら
2024年3月よりリトリーブサイコセラピー協会の電話カウンセリングも
担当しております。こちらもよろしくお願いいたします。
昨日は一日雨で、梅雨入りしたようですね。
昨日は童話の朗読会の本番だったのですが、
お客さまの入りはあいにくの雨のせいかちらほらでした。
けれど今の自分の持てる力を使い果たし、悔いはなしという感じ。→武士の如く
実は今、家族内で大きな問題が起きてしまって、
童話を元気に明るく読むということが
とてもしんどかったんですよね。
これについては落ち着いたらブログに書きたいと思います。
そんな中で頑張った自分に〇しようと思います。
セラピストなので心理を学んでいるのですが、
どうしようもなくしんどい時はしんどいのです。
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脳
について
シリーズで書いていますが、
9回目の今日のテーマは、
記憶はウィキペディアみたいなものについてです。
参考図書はこちらの本です。
メンタル脳
アンデシュ・ハンセン 著
マッツ・ヴェンブラート 著
久山葉子 訳
著者はベストセラーになった「スマホ脳」を書かれた精神科医です。
この本は中・高校生に向けて書かれたそうです。
ですが、いい歳の大人が読んでもとてもわかりやすいです。
字も大きくて読みやすいのも嬉しいです。
脳に興味を持ってもらえたらいいなあと思って書いたそうです。
著者の若い人たちへの優しさやエールが感じられます。
わたくし、まんまと脳に興味を持ちました!
脳
の特性について書いていこうと思います。
前回のブログでは脳は「忘れたい記憶」ほど重要
について書きました。
なぜなら二度と同じような目に合わないため=生きのびるため
脳は脳なりに頑張っているんですよ!ということを書きました。
だからって対処方法はないの?ということなのですが、あります!
それはつらい記憶を口に出して話すことなのです。
え⁈そんなことで⁈と思ったあなたへ今日は書きます。
第4章から抜粋しております!
本書 P82より
P87~
記憶はYouTubeではない
しかし、つらい記憶やPTSDの症状への対
方法もあります。
その記憶を口に出して話すと苦痛が和らぎ、うまくいけば治すことも出来るのです。
「そんなに簡単に?」と思うかもしれません。確かに実際はもっと複雑ですが、基本的にはそういうことです。
それを理解するために、脳の中の記憶が同じまま固まっていないのはなぜかを見ていきましょう。
記憶をユーチューブの動画のようなイメージでとらえている人は多いと思います。
再生すれば毎回まったく同じ動画を見ることが出来るはずだと思っているのです。
しかし記憶というのはむしろウィキペディアに似ていて、常にアップデートされ変化しています。
私たちの記憶というのは取り出すごとに不安定な状態になり、形づくられています。
そのため、考えるたびに記憶が少しずつ変化していきます。
脳はあなたを生きのびさせるために記憶を使うのであって、過去を正確に再現することが目的ではありません。
記憶を取り出すと、その時のあなたの気分に色づけされます。良い気分の時はその記憶も少しポジティブなものになり、気分が悪ければネガティブなものになります。
だから安心出来る状況で恐ろしい記憶のことを口に出すと、その時の気分に記憶が色つけされ、少し恐怖が減ります。
何度も話すうちにゆっくり少しずつ、しかし確実に恐ろしさが薄れていきます。
つづき
これは自分で試してみることもできます。
例えば友人に話を聞いてもらえばいいのです。
ただしPTSDなど、記憶があまりにもつらい場合は、セラピストの助けを借りる方がいいでしょう。
セラピストならばなるべく苦しくない形で症状を談話していく方法を知っています。
あとは記憶を紙に書き出す方法もあります。それならばゆっくり慎重に進められるはずです。
つらい記憶は一人で抱えるよりも、友人に話したりノートに書き出すなどした方が、
ラクになっていくのです。
けれど肝心なことは、
「誰にでも自分の悩みや問題を話してはいけない」ということです。
意を決して自分のことを話した時、相手から
「そんなこと大したことじゃないよ」と軽く扱われたり
「あなたよりもっと酷い目に合った人がたくさんいるんだから」
「私の方があなたより苦労した」などとマウンティングされたり、
「こう考えてみたら?」「もっと明るくなれないの?」
などとつらさを受け止めてもらえた感じがしなかったり、一方で、
「私に任せて!もう大丈夫よ!」と言われたものの、
あやしいサークルや宗教に勧誘されたりするかもしれません。
そうなると再度傷つくことになりますし、
自分の苦しみは薄れるどころか拗れてしまい逆効果です。
人に悩みや自分の問題を話す時は相手を選ぶことです。
安心安全が保たれる場所と
信頼できる人を吟味することです。
セラピーには、つらい記憶を抱えた方が多くいらっしゃいます。
セラピー中にPTSDも扱うことも多々あります。
PTSDは慎重に対処しなければなりません。
セラピストはクライアントが一人では抱えきれない不安や恐怖を一緒に感じて、
終始クライアントに伴走します。
そしてクライアントの忘れたくても忘れられないつらい記憶を取り出して、
もう忘れててもいい記憶=脳にとって「生きのびるために」必要ではない記憶に、
書き換えることをやっているのです。
セラピーでは、
過去に見捨てられた経験→絶対に見捨てられない経験をする
誰も助けてもらえない経験→確実に助けてもらえる経験をする
感情を感じたら壊れてしまう、死んでしまう経験→自分の感情を感じても大丈夫、いいんだなと感じられる経験をするわけです。
私たちはこれを「未完了の感情を完了させる」と言っています。
記憶とは何度も再生されるYouTubeではなく、
随時更新され変化していくウィキペディアみたいなもの
コレ、なかなかの名言だと思います。
またつづきを書きます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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