こんにちは

心理セラピストの野沢ゆりこです。

 

 

おもに東京・千葉で活動しています。

自己否定が強い人、いつも自分を責めて苦しい人に向けて、

リトリーブサイコセラピーという心理療法を使って根本解決のお手伝いをしています。

 

 

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2024年3月よりリトリーブサイコセラピー協会の電話カウンセリング

担当しております。こちらもよろしくお願いいたします。

 

 

爽やかな風を感じる木曜日です。

いかがお過ごしでしょうか?

 

 

スーパーには夏野菜がそろっていますね。

昨日はトウモロコシご飯、カボチャのスープ、トマトのサラダ、枝豆と

夏バージョンの献立でしたよ。

 

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脳みそについて 

シリーズで書いていますが、

 

 

8回目の今日のテーマは、脳は「忘れたい記憶」ほど重要についてです。

 

 

参考図書はこちらの本です。

メンタル脳

 

アンデシュ・ハンセン 著

マッツ・ヴェンブラート 著

久山葉子 訳

 

 

著者はベストセラーになった「スマホ脳」を書かれた精神科医です。

この本は中・高校生に向けて書かれたそうです。

 

 

ですが、いい歳の大人が読んでもとてもわかりやすいです。

字も大きくて読みやすいのも嬉しいです。

 

 

脳に興味を持ってもらえたらいいなあと思って書いたそうです。

著者の若い人たちへの優しさやエールが感じられます。

 

 

わたくし、まんまと脳に興味を持ちました!

脳みその特性について書いていこうと思います。

 

 

この本によると、

人間の脳には図書館1万1000軒分の情報が入るようになっているのだとか。。。

 

 

ものすごい量の情報を蓄えることができるらしいのですが、

脳は寝ている間にアップデートを繰り返し、

 

 

これは要る、これは要らないと振り分けて

必要なものは残し、必要のない情報は忘れるように出来ています。

 

 

それは何の為かというと、

必要な時にすぐに取り出せるようにする為です。

 

 

ごちゃごちゃの部屋と同じで

要らないものがたくさんある部屋だと、

必要なものがすぐに探せないのと同じですね。

 

 

どんな情報(記憶)が必要なのかというと、

「生きのびるために重要だ」と思われる情報(記憶)だそうです。

 

 

今日も第4章から抜粋しております!

本書 P82より

 

 

 

なぜ覚えていないのか

 

 眠っている間に脳はその日に起きたことを見返し、今後役に立つと思われる記憶だけを保存します。

それ以外の記憶は捨てられます。

つまり忘れ去られるのです。

 

ここで脳が保存しておく記憶というのは、何よりも「生きのびるために重要だ」と思われる記憶です。

中でも最優先されるのは「危険や脅威」といった強い感情に結びついた記憶です。

 

 

子供の頃、ジャングルジムから落ちて指を折った時のことは鮮明に覚えているものですが、その後に買ってもらったアイスクリームのことはとっくに忘れているでしょう

 

 

 

 

「生きのびるのに重要だ」とされる記憶=恐怖、脅威の記憶

 

というのも納得です。

怖い!とか驚きすぎて震えあがるような出来事は命に直結するからです。

 

 

次に危険を感じると反応する扁桃体

短期的な記憶を貯蔵している海馬について書かれてます。

 

P84~

【コラム】

脳の「記憶センター」と「警報センター」

 

 脳の「記憶センター」は海馬と呼ばれ、そのすぐ前に「警報センター」の扁桃体があります。その2つが前後に並んでいるのは偶然ではありません。

扁桃体が警報を鳴らすたび、「この状況は情報だから覚えておかなくては」というシグナルが海馬に送られ、「高解像度で鮮明」な記憶が作られるのです。

 

 わいた感情が強いほど、特にそれが恐怖やパニックだと、記憶にはっきり残る確率が高いでしょう。

あまりうれしいことではありませんが、忘れたい記憶こそが脳にとっては重要であったりするのです。

 

 

忘れたい記憶=重要な記憶

 

二度と忘れたらダメ!

だって忘れたら死ぬかもしれない!

 

脳みそはそう判断しているのです。

 

 

そして忘れたい記憶とは辛い出来事です。

ホントに忘れてしまいたい、思い出したくもないのですが、

そうはいかないようにできているのです。

 

 

 

PTSDとの向き合い方

 

 戦争や事故、自然災害による被災や、暴力やひどいいじめ、性的いやがらせを受けた場合、長期にわたって精神的に苦しむことがあります。

 

恐ろしい記憶が「フラッシュバック」としてよみがえり、眠っている時には悪夢になって出てきます。

 

これは重度の不安で、「PTSD(心的外傷後ストレス障害)」と呼ばれるものです。

 

 PTSDになると常に身構え、トラウマになった出来事をわずかでも思い出させることを避けるようになりますが、思い出さないようにするのは無理な話です。

 

ちょっとした音や匂いに恐ろしい記憶がよみがえり、完全にパニックになるのです。

 

(途中略)

 

 脳がつらい記憶をいちいち呼び起こすのは不思議です。ずっと前に起きたことですし、今は地球の反対側の安全な場所にいて、むしろ生きていられることに喜びを感じるべきでしょう。

 

 しかし脳にしてみれば当然のことです。

二度と同じ状況に陥らないよう、トラウマになった出来事はすぐに思い出せるように鮮明な記憶として残すのです。

 

万が一同じことが起きたら、前回はどのように対処したのか、鋭い映像を送って教えてくれます。そうやって私たちは生きのびたのです。

 

(途中略)

 

つらい記憶が何度も浮かぶなら、二度と起きないように脳があなたを守ろうとしているのだと考えてみて下さい。

 

少々過保護のような感じでしょうが、思い出したことで心がつらくなるのは、脳が次も私たちを生きのびさせようとする代償なのです。

 

 

 

脳って過保護なのですね。

でもしくみを知ることで対策できます。

 

 

このことは次回に書きます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

リトリーブサイコセラピーを作った人&セラピーの師である、

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リトリーブサイコセラピーとは?

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