こんにちは

心理セラピストの野沢ゆりこです。

 

 

おもに東京・千葉で活動しています。

自己否定が強い人、いつも自分を責めて苦しい人に向けて、

リトリーブサイコセラピーという心理療法を使って根本解決のお手伝いをしています。

 

 

3月も半ばなのにこのところ寒くてかないません。。。

今日のように暖かいとホッとします。

 

 

卒業シーズンですね。

袴姿の学生さんを見かけますが美しいなあと見とれてしまいます。

 

 

私も昔、短大の卒業式で袴をはいたことがありますが、もっと素朴でしたわ。。。

 

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今日は、アルコール問題を抱える家族 ①困る人と困らない人

について書きます。

 

 

前回のブログでは、アル中らしさとは?というテーマで書きました。

 

 

 

というのは、私の父がアルコール依存症だったからです。

けれども私は少し前までアルコールに問題があるとは自覚していたけれども

 

 

父はアルコール依存症であるとは思っていなかったのです。

医者にそう診断されたわけではないし、

 

 

一見普通の家だったから、という理由です。

自分のイメージのアルコール依存症とはこんな感じでした↓

 

 

いつも泥酔して仕事にも行かない状態

そこら辺の道端に寝転がって警察のお世話になる状態

妻が逃げ出すか見放して家族が崩壊している状態

 

 

父は仕事は真面目に行っていた

家族にとって迷惑だったけど警察のお世話になっていなかった

妻(私の母)は耐え続けたから家族は崩壊していない

 

 

けれども依存症について改めて勉強してみると紛れもなく父は依存症でした。

依存症は否認の病と言われていますが、家族も認められないものだなと思います。

 

 

色々と読んでみましたが、良かったのはこの本です。

下矢印

依存症

信田さよ子

文春新書

 

 

 

著者ご自身が、アルコール依存症者と長く関わってこられた経験をもとに書いていらっしゃいます。2000年に出版された本で、時代はそのころから進んでいるのですが、

わかりやすくてとても勉強になりました。

 

 

何をもって依存症というのか?

医者に診断されるから?

何か大きな問題を起こした時?

 

 

そのような基準ももちろんあると思いますが、

私はこの本を読んで自分なりに納得できる一文を見つけました。

 

 

依存症かどうかをチェックする方法として以下のような論理があるとのこと。

 

 

(依存症チェックの3段論法)
 
①ある人Aが習慣的に(  )を行う
 
②それによってある人Bが困る
 
③それを知りつつ、ある人Aは(  )をやめられない
 

 

 

(   )には飲酒、薬物などがあてはまる

ポイントは②の困る人がいること

そして依存症の問題は、ある人Aは困らず、困るのはBであること

 

 

BというのはたいていAにとって一番身近な人(家族)であることが多い

BはAに対して、自分が困っていることをわからせたくてコントロールしようとする

でもBはAが困っていることを知っている

知っているけどBは(  )をやめないのではなく、やめられない

 

 

このAとBの問題認識と困り方の落差が依存症問題であり、

人間関係のあつれきを生むのだということです。

 

 

アルコールに限らず様々な依存症というのは、

「人間関係障害」であり「家族病」と呼ばれる

 

 

私の原家族でいうと、

 

父は仕事に対して真面目であったけれども、仕事を真面目にするためのお酒、

不安を紛らわせるためのお酒、

仕事のストレスを晴らすためのお酒であり絶対に必要で飲まずにはいられなかった。

 

 

私の母はいつもお金に困っていたし、父の文句を私に言っていた。

いつも困りながらも耐え続けた。

夫とは喧嘩ばかりして分かり合えず、今にも離婚しそうだったけれどしなかった。

 

 

父は母が困っているのを知っていたけれどお酒がやめられなかった。

 

 

私は父も母も哀れに見えた。

二人を愛していたのでいつも心配して悩んだ。

 

 

いつも困っていたけど誰にも言えなかった。

原家族は一見普通に見えていたから、自分の感覚がおかしいのか混乱していた。

 

 

実際は必死で普通に見せていたのだろう。

いつも苦しいのは自分がおかしいから。自分が悪いからだと思っていた。

 

 

「自分がおかしいからだ」

「自分が悪いからだ」

こう結論づけなければ堂々巡りになってしまうからだ。

 

 

家の中に困る人と、困らない人がいる

 

 

飲酒する父は困っていない

近くにいる家族は困っている

困っている家族を無視し続け、自分勝手な父

 

 

この問題認識の差でお互いをコントロールし合っている両親

不安、恐怖、不信、混乱の子供

 

 

これが私の原家族でした。

 

 

こうしてみると絵に描いたようなアルコール依存症の父ですわな。

 

 

最大の被害者は子供、私と兄弟だと思います。

苦しくて当たり前だったなあと思います。

 

 

もし、あなたが同じような経験をされたのなら、

頑張って生きてきた自分を労ってあげて下さいね。

 

 

あなたは何も悪くないのです。

 

 

また続きを書きます。

最後まで読んでいただきましてありがとうございました。

 

 

 

リトリーブサイコセラピーとは?

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心理セラピーとは?

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