こんにちは
心理セラピストの野沢ゆりこです。
おもに東京・千葉で活動しています。
自己否定が強い人、いつも自分を責めて苦しい人に向けて、
リトリーブサイコセラピーという心理療法を使って根本解決のお手伝いをしています。
久々のブログになりますが、実は風邪をひいて一週間程寝込んでいました。
ここ一年で風邪とかコロナで寝込むことが多くなりました。
体力が落ちたのか、ストレスが多いせい?頑張り過ぎ?
リトリーブサイコセラピー協会の推薦セラピストになって半年ですが、
自分の内側でも色々変わり、自分の外側でも色々な出来事がありました。
ここ最近の変化が激しい、忙しい、慌ただしいのです。
充分体のメンテナンスに気を配ろうと思います。
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今日は、度々とりあげてきた本の中で、アル中らしさについて
書かれた一文に心動かされました。そのことを書きます。
その本はこちらです。
自分のために生きられないあなたに
すべての罪悪感は無用です
精神科医 斎藤学(さいとうさとる)
扶桑社
P206より
No61
シラフのときに緊張しやすいこと
人付き合いが苦手そうで、
人前に出るとあがったり
偉ぶったりしてしまうこと。
概して自然体の人間関係が
つくれないことを
アル中らしさというのです。
これを読んだ時、まさに私の父のことじゃん、そして私のことじゃんと思いました。
私はお酒が飲めません。体質的に受け付けないのです。
なのでアル中というかアルコール依存症ではありませんが、
もし飲めていたら父のように体がお酒でボロボロになったのではと想像できます。
私が飲めなかったのは幸運なのかもしれません。
「飲めない自分はカッコ悪い」と密に思っていたのですが「幸運」に書き変えます。
私と父は似ている。やっぱ親子なんだなあ。。。
同じように、父も私も対人恐怖があるということなんだなあ。。。
この文の解説はこちらです。
P206より
人柄や人格とは、結局は人付き合いの癖のこと
アルコール依存症の特徴の一つである、自然体の人間関係がつくれないというのは、「ありのままの自分でやっていけない」と思っている人です。ある意味、対人恐怖の人にも似ています。これではシラフでやっていくのが大変でしす。
もう一つの特徴は、怒りっぽさです。単に短気なのではなく、ひがみっぽくて恨みを抱きやすい。(途中略)
さらには、事大主義、権威主義でもあります。偉そうにしているわりには、自分の信念を持たず、支配的な勢力や風潮に迎合して自己保身を図ろうとしたり、一定の権力・威光に従ってものごとを意味付けようとしたりします。
(途中略)
人柄とか人格というのは、結局は人付き合いの癖のことです。
癖や習慣はレコードの溝のようなもので、一度できてしまうと、針はその上を確実に流れていく、そのたびごとに溝は深くなり、いつ聞いても同じメロディーしか流れなくなります。こうしておくと、心は疲れないですみます。
人生は同じような体験の繰り返しですが、いちいち新鮮に驚いていたのでは心はくたびれ果てて、本当に必要なときにびっくりできなくなってしまう。
ようするに習慣は心の経済(省力化)のために必要なのです。
その習慣が人付き合いという局面では「人格」とか「性格」という神秘的な言葉で呼ばれているわけです。
この習慣は、乳児のときからつくられ始めます。乳児期の養育者(多くの場合は母親)との相互交流が、乳児のこの世での「体験」の始まりなのです。
このときに、以後の体験を読み取る「辞書」や「文法書」のようなもの(情報プログラム)が用意されます。その後の体験は、この辞書や文法書を使って解釈されますから、これが歪んでしまうと、以後の体験がみな歪んでしまいます。アルコール依存症の人は、このズレや歪みがとても大きいために、自然体で人と付き合えず、いつも怒りを抱えながら生きている人ということになるでしょう。
↑を読んで、アルコール依存症の特徴が父そのものでした。
父も親によって傷ついたということです。
父という人は、人が怖いから外ではいい人ぶっていて、家ではひがみっぽくて恨み節で、事大主義で権威主義。父も自分の親が大好きで大嫌いでした。
何から何まで私とそっくり。。。
不安やさびしさを紛らわすためのお酒なわけですが、だんだんお酒の量は増えていく。
お金は酒代になり、いつもカツカツで、体はお酒で蝕まれていく。
家族は父のお酒で悩まされ困っている。それでもお酒を辞めようとは思わない。
飲まずにはいられない。それがアルコール依存症です。
本人には自分がアルコール依存症だという自覚がない。
家族を巻き込みながら現実に向き合うことなく、責任をとらずに逃げ続ける人生です。
巻き込まれた家族、特に妻は被害者なのかというとイネイブラーですから、
アルコール依存を続けさせている人です。
私情を挟んで言うならば、アルコール依存症の妻=私にとっての母はずるい人です。
可哀そうぶっていて、今にも別れそうでいて離婚する気はない。顔を使いわける人です。
最大の被害者は子供なのです。
子供は酔った親を見て苦しみ、シラフの親を見て苦しみ、夫婦のありようを見て苦しみます。
ですがその子供もまた成長して親と同じアルコール依存症になる、あるいは、
父親と同じような人と結婚してイネイブラーになることが多いのです。
私はセラピーを受けたり、心理を勉強したり昔と違って情報も多いから恵まれています。
両親には自分に向き合って欲しかった。
私は両親の現実に絶望していたんです。
長くなりましたのでまた続きを書きます。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
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