こんにちは

心理セラピストの野沢ゆりこです。

 

 

東京、千葉で自己否定が強い人や自分責めで苦しい人に向けて、根本解決のお手伝いをしています。

 

 

秋晴れで爽やかな陽気、運動会日和、おでかけ日和ですね。

いかがお過ごしですか?

 

 

私は気温の寒暖差があると咳が出て体がついていけない感じ

爽やかな陽気とはうらはらにしんどくて体がキツイんです。

 

 

もっと秋が深まって、体がそれに慣れて来ると調子が上がってきます。

それまでは無理は禁物、養生しようと思います。

 

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今日は、少し前のことを振り返って書きます。

 

どんな環境でも上手くやれることが得意だと思っていた 

というテーマで書きます。

 

 

まだリトリーブサイコセラピーに出会う前、心理を勉強していない頃、

私は自分の長所って何だ?って考えた時に、何もないけど泣き笑い、敢えて上げるならば、

 

 

協調性があること、だからどんな環境でも上手くやれること、すぐ馴染めること、

それが長所であり得意なこと、つまり自分の強みだと思っていたんです。

 

 

子供の時は転校が多かったので、転校先でいち早く空気を読んで行動して上手くやる、環境に馴染むこと

 

 

これまでに結婚前の独身時代、結婚後のパートも含めて、転職もたくさんしたので、新しい職場で、相手が求めているものを読んでそこに素早く馴染む、上手くやること、

 

 

つまりそうすることで、上手くやることで、

 

 

敵を作らない

すぐ場に馴染める

誰とでも仲良くできる

嫌われない、虐められない、逆に好かれる

 

 

一見、このように振る舞えるっていいことですよね?

でも、これって実は過剰適応でトラウマ、自分の弱みだったんです。ガーン

 

 

今日も参考図書はこちらのおすすめの本です。

image

発達性トラウマ「生きづらさ」の正体

公認心理士 みきいちたろう ディスカバー携書

 

 

ここに書かれている発達性トラウマとは、これが原因だとわかるような突発的で強烈なストレス

によるトラウマではなく、長い間じわじわストレスにさらされたことが原因で傷つきも慢性的に

 

 

なって起こるトラウマのことです。「複雑性PTSD」とも言われるものです。

幼少期の不適切な養育や機能不全家族、虐めや虐待などが主な原因です。

 

 

この本によると、発達性トラウマとはストレス障害である。と書かれています。

このトラウマがもたらすものは、自己の喪失(主体が奪われること、失われること)です。

 

 

発達性トラウマの症状として、22もの症状があげられています。

 

 

①過緊張

②過剰適応

③安心・安全感、基本的信頼感の欠如

④見捨てられる不安

⑤対人恐怖、社会恐怖

⑥他人と自然につき合えない、一体感が得られない

⑦脳や身体の興奮、過覚醒

⑧能力、パフォーマンスの低下

⑨フラッシュバック(恥の感覚、自責感など)

⑩ねじれた複雑な世界観

⑪自他の区別が曖昧になる

⑫理想主義になる

⑬暗黙のルールがわからない、他者の言葉に振り回される

⑭自信のなさ、スティグマ(烙印)感

⑮自己開示できない、自分の人生が始まらない

⑯過剰な客観性、自分の価値観で判断できない

⑰時間の主権を奪われる、ニセ成熟、更新されない時間、焦燥感

⑱記憶がなくなる。思い出せなくなる。

⑲自分の感情がわからない、うまく表現できない。

⑳離任感、現実感のなさ

㉑感覚過敏、感覚鈍麻

㉒葛藤やフラッシュバックによるパニック症状

㉓無限の世界観

 

 

これを読んだだけでは、一体何のことやらと思われたでしょうか。

一つ一つについて詳しい説明がないとわからないですよね。

 

 

私、この本を食い入るように読みました。

全部自分に思い当たるところがあったからなんです。

 

 

この本に興味のある方は是非手に取って読んで下さい。

 

 

私は父が怖くて虐められて育ったので、同じような体験をされた方、自分が発達性トラウマ、複雑性PTSDなのではという方はおススメです。

 

 

前回のブログでは⑥理想主義になるについて、私なりの解釈で書きました。

良かったら読んで下さいね。

 

 

 

今日は、②過剰適応 について書こうとしています。

 

 

自分は協調性があって、どんな環境でもやっていける、馴染めることが得意と思っていたのは、

実は過剰適応で、それはトラウマがあるからだったのです。

 

 

私にはこのような認知の歪み、思い込みがありました。

 

 

人は得体の知れない恐ろしいものであり、自分は人から理不尽に傷つけられる。

自分はダメだから何事も気をつけないといけない。世の中は自分の知らない恐ろしいことだらけなのだから。

 

 

気をつけろ!

人を怒らせるな!

人を警戒しろ!

人に合わせなくちゃ!

精神誠意相手の為に!

 

 

でないと、

 

 

怖い目に遭うぞ

傷つくぞ

嫌われるぞ

絶対後悔するぞ

 

 

つまり、人に合わせて馴染む、上手くやるのは自分が怖い目に遭わないようにするため

人を優先し、自分を犠牲にして馴染むのは、自分が傷つかないようにするため

 

 

相手のことなんてちっとも考えていない

全部自己保身・自己防衛のためなのです。

 

 

それに、人に対しては徹底して自分を出さない、自分を殺すということをしていました。

これは協調性ではなく、適合です。

 

 

 

 

幼少期、自分を殺さないと、生きられなかった、許されなかった

自分が意思を出したり、自由に感情を表現することを許されなかった、ひどい目にあった

 

 

つまりトラウマ反応なのです。

 

 

私の偏桃体(危険センサー)は緊急警報が発令していました。

グループに入る時や未経験のことをやる時にそれは発動しました。

 

 

自分がそれほどに人を恐れて警戒していることには無自覚でした。

未経験のことに身を置いて失敗することをすごく恐れていたのですが、それも無自覚でした。

 

 

本当に怖いのは世間の人ではなく父です。

失敗して罵倒され否定される。誰にされて来たかというと、父です。

 

 

集合体、グループというのは家族が始まりです。

家族は私にとって危険な場所であり、疎外感を感じる所でした。

 

 

父との関わりでのトラウマが世の中の人に対して怖いとすり替わっていたのです。

もう父は関係ないと頭ではわかっているのですが、体は怖いと反応していたのです。

 

 

幼い頃から両親に付き従ってきて、主体性を失っていたので自分のこともよくわかっていませんでした。

 

 

だから自分は協調性があるのだ。どんな環境でも上手くやれることが得意なのだ。と勘違いしていました。自分のことはわかっているようでわかっていないことが多いのです。

 

 

今はようやく主体性を取り戻したと思っていますので、協調性ってそんなに大事?って思います。嫌なことは嫌だし、やりたくないことはやらないし、ノーと言えるようになりました。

 

 

自分を殺して生きて来たからこそ、自分を表現できない場所には身を置きたくないのです。

 

 

今でも集団は苦手だし、新しいことには躊躇してしまうこともあります。

けれど、だからって自分をダメだと責めたり、卑下したりすることはなくなりました。

 

 

パズルのピースに合うような自分にならないといけない

そんなスキルを身につけなければと思っていました。

 

 

でも、パズルのピースになるなんて難しいです。

過剰に適合なんてしなくてもいいのです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

リトリーブサイコセラピーとは?

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心理セラピーとは?

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