こんにちは
2025年2月の近所の河川敷は、5年ぶりのミサゴ、初めましてのクイナに続き、とうとう憧れのハヤブサに会えました。
ですが、飛んでいる姿は撮れませんでした。
それは何故か、その時の状況をお話します。
その日は奇しくも風吹き荒ぶ春の嵐の日でした。
家を出る時は空の青さしか目に入らず、多少風が強いかなと思う程度で、勘案することもありませんでした。
河川敷に到着すると押し返される程の強風でしたが、ここまで来たのだから勿体ないとにかく撮影スポットまで行ってみようと踏ん張りながら足を進めました。
撮影スポットから眺めた冬枯れが残る景色は、強風で舞い上がった砂と埃で白い蚊帳越しに見ている様でした。
↓
撮影目的としてはミサゴかカワセミの飛翔をより近くで撮ることでしたが、どちらも姿はありませんでした。
ポツンと1羽だけいたカイツブリ。
珍しくもないカイツブリでちょっとガッカリしていたのですが、
↓
この日はちょっと大きめの魚を捕まえていました。
↓
ジャブジャブ洗って、ではありませんね。今まで居た水で洗っても意味がありませんから、きっと叩きつけて弱らせているのでしょう。
↓
おお!ドヤ顔で見せびらかしています。ジャジャーン♪ってヤツ?
↓
あ、まだ弱り切っていなかったのでしょうか。再び叩きつけています。
↓
ん?あのままのみ込むのかな?
↓
咥えなおして「ドヤッ」って。
いやいや分かったから何でいちいち見せびらかすのかな?
↓
と呆れている間にごっくん。
↓
油断しているとふっ飛ばされそうになりながら「ミサゴが来ないかな~」と空を眺めていたら、こちらに近付いてくる黒い影。
↓
うわーー、風に煽られてバランス崩しかけているカワウがこちらに向かってきます
↓
動けなくて固まっていたら、カワウが急旋回して避けてくれました。
↓
前回 に続いて目の前に着水したカワウ。
キミはホントに良く来るね
↓
カイツブリの愉快な捕食シーンの邂逅とカワウとの刺激的なニアミスを体験できたのでもういいかと堤防を上がりました。
するとバーダーさんが何かに向かってカメラを向けてシャッターを押し続けています。
その方向を見たら、なんとハヤブサがいました!
↓
あれほど焦がれたっていう程ではないけれどそこそこ焦がれたハヤブサが強風から建物の陰に避難していたのです。
↓
それはもう、一番風の強い場所で踏ん張りましたよ!
「私は『T.M.Revolutionごっこ』をしているのか」と内心ツッコミながらも、とにかくシャッターを押し続けました。
風に煽られて手のガクブルは止まらない手ブレ写真確定だ―でもシャッタースピードが出ていたらいけるかもだけど滲んだような輪郭のハッキリしない写真になるかもそれでもいいの後からレッツ輪郭強調だ、とガンバリました。
↓
ベテラン(多分)バーダーさん曰く、「あのハヤブサはお腹を空かせている。こんな強風だけれど風でバランスを崩したハトを獲りに行くかもしれない」と教えてくれたので、その時を待って耐え続けました。
でも、スポットに着いた頃から始まっていたキリキリした胃の痛みが、ここで更に激しくなりました。
しばらく頑張ったのですがもう無理と判断し、バーダーさんに挨拶してから引き揚げました。
自宅で撮った写真を見てから思い出しました。ハトもまた同じ建物の別サイドにしっかり避難していたことを。そして往きにしっかりその写真を撮っていたことを
↓
スズメもしっかり避難していました。
撮影している間は頭が真っ白で思い出しもしませんでした。
↓
何度かしゃがみ込んで休み休み何とか自宅に辿り着きました。
胃腸が締め付けられて絞る様な強烈な痛み。
もう絶対胃痙攣だ。強風に飛ばされないように全身力を入れていたので、胃腸も緊張がピークに達したんだわ。
何とか帰宅しても上着を中途半端に脱ぐのが精一杯で倒れ込み起き上がれない。
診察券を探して病院に行く余力はないし、よしんば受診したとしても薬局まで歩くこともできない。
スマホで調べた胃痙攣に効く薬「ブスコパン」なら夫に処方されたのがある。
けれど自分用でない西洋医学の薬を勝手に服用するのは憚れる。
で、思い出したのが漢方薬「芍薬甘草湯」。「ブスコパン」よりは時間が掛かるかもしれないけれど、これならば他の症状だったが初めてではないと服用を果断。
そして2時間ほど、上着も荷物も放りっぱなしでリビングのラグの上で横になって呻いていたら、何とか鎮静化しました。
同じアングルでしか撮れなかったのだから、そこそこ撮ったらさっさと帰ってくれば良かった
スズメの呆れた視線が痛い。
まぁでもやっとハヤブサに会えたーーー!!!
↓
質問はマナーを守った
メッセージ・コメントで
お願いします
ここまでご覧いただきありがとうございました