こんにちは![]()
今年も先月上旬に、江の島に行ってきました。
そこで可愛いトビさんに会いました。
若鳥は、白い縁取りが目立ったり、縦斑が淡褐色で目立つらしいです。
私がこの日撮ったトビさんは、そんなに目立たないし、もう成鳥なのかな~?、とも思えるのですが、仕草や表情が可愛かったので、若鳥として話を進めます。
例によって、くだらなーいフィクション込みで、トビさんとイソヒヨドリさんをご紹介しますので、その、あまりのくだらなさを先に謝罪しておきますm(_ _)m
↓毎年恒例、しらす丼をお店で食べながら、江の島の海を眺めていると![]()
↓1羽のトビさんが飛来し、
↓ラッキーなことに、目の前の屋根の上に着地しました![]()
↓周りをキョロキョロ見回しますが、警戒怠りなくというよりも、
↓何となく、不安で落ち着かない様子です![]()
↓「え?ボクのこと話してる?」
あ、こちらの視線に気付いたようです。どうしたの?
↓「あのね、ボク、まだ飛ぶの自信ないんだ。」
そう言うと、ショボンと、うなだれてしまいました。
↓「呼んだらママ来ないかな~?」
と小さい声で呼んでみますが、誰も来ません。
↓不安を解消したいのか、頭を掻いたりしてみますが、
↓やはり、まだ怖いみたいで、小さな声を出しながら見回します。
↓体の向きを変えました。
少し勇気を出したのか、諦めたのか分かりませんが、飛び立つ決心がついたのでしょうか?
↓「やっぱり ヤダ!!」
↓「ママーーーーッ!!!」
・・・って飛ばんのかいっ!?![]()
↓「坊やだからさ」
と話し掛けてきたのは、コバルトブルーと黒の羽が渋いオスのイソヒヨドリさん。
イソヒヨドリさん、今のセリフ、どこかで聞いたことがあるのですが…?![]()
↓こちらの疑問を無視し、お腹側の美しい赤茶色も見せびらかすイソヒヨドリさん。
「折角、この美しい姿を撮らせてやっているのに、ピントを岩に合わせてしまうようなヤツに教えるのは、惜しい気もするが…。」
と痛いところをついた前置きをしてから、イソヒヨドリさんは自分の事を語り始めました。
ふむふむ…イソヒヨドリさんは、「ヒヨドリと名がついているけれど、ヒヨドリ科のヒヨドリとは無縁だ」と言っています。
確かに全然似てないですね?
「ヒタキ科のイソヒヨドリ属になっているが、かつてはツグミ科だった。」
持っている図鑑を見たら、ツグミ科になっていて驚きました。この図鑑はもう古いのですね?
ということは、海岸(磯)で、ヒヨドリ並みによく見られる鳥という意味でしょうか?
「
ヒヨドリに声が似ているそうだ。それに、日本では確かに磯にいることが多いが、海外では違う。」
え?どういうことでしょう?
「英名ではBlue Rock Thrush、岩場にいる青色のツグミと呼ばれている。」
あら、海は出てこないで、岩場のツグミ扱いなんですね?
「また、ラテン語の学名、モンティコラ(Monticola)は、山の住人という意味だ。」
もはや、海と正反対ですね。
これはどういうことかというと、日本は山と海の距離が近く、急峻な地形のため、岩場が海岸沿いに多く存在し、
中東やヨーロッパ南部などの生息地では、海辺よりも山岳地帯の岩場になることが多いからだそうです。
つまり、イソヒヨドリさんにとっては、海岸沿いでも、山岳地帯でも、岩場だったらどちらでもいいということなんですね?
イソヒヨドリさんは、ツグミやヒヨドリと呼ばれたかと思ったら、ヒタキ科に入れられたり、磯だとか、山のだとか、好き勝手に言われるのは、心外だったりしますか?
↓「誰がどう呼ぼうと関係ない。私は私だ。」
おおおーー!こうして岩の上に立つ姿を見ると、岩場の王者のように見えますね。それに相応しいお言葉です![]()
「ならば、私のことは、岩の上の王、岩上王(がんじょうおう)と呼んでも構わないぞ。」
えーと…それは…頑丈そうなお名前ですね![]()
↓「
」
ああああ、しょーもないダジャレで、イソヒヨドリさん、いや、岩上王をイライラさせてしまいました![]()
いやいや、いいんじゃないですか?何かの商品名になりそうなお名前で。棚とか、物置とか!ああ、それじゃ漢字が頑丈の方になってしまいますね![]()
↓「すまんが、名前の件は、無かったことにしてくれ。」
はぁ…こちらは一向に構いませんが![]()
「さて」
↓「行くかな」
ということで、 以前、奈良でメスのイソヒヨドリさんに会えた理由が分かりました。
きっと、近くに岩場があったのでしょう(大雑把ですが…)![]()
↓この日、江島神社の中津宮では、お参りしようと拝殿に近付くと、
↓バリ舞踏奉納祭が行われていて、驚きました![]()
参考文献:ナツメ社 大橋弘一著『日本野鳥歳時記』
法要や試験などで多忙のため、来週、もしかしたら再来週も、ブログをお休みします。
鳥写真索引ページはこちら(1)と こちら(2)です。
お気に入りの鳥さんなどございましたら、是非ご利用ください。
ここまでご覧いいただき ありがとうございました![]()






















