こんばんはラグネル雪華=美功です
※この記事は2021年02月15日の記事を改訂してお送りします
占い師とは何か、予言とは何か
考えた時にこの漫画を思い出します
時節柄お送りしたいと思います
山岸涼子先生の
「黒鳥 ブラックスワン」
山岸涼子先生の漫画は小学生の頃から現在まで
ずっといろんな刺激をあたえてくれます
時々読み返したくなるのです
この作品は表紙が「白鳥の湖」の黒鳥の絵なのでバレエの漫画かな?と思いますが
正確にはバレエ界を舞台にした天才振付師のミューズとなった妻たちの栄光と悲哀が胸苦しい物語です
バレエ部分もサスペンス風でもあり、とても面白いのですが
私が注目した部分は、ヒロインであるマリアとネイティブアメリカンの祖父とのやりとりです
稀代の天才振付師の妻になったマリアでしたが
過去の妻たちもそうであったように、ミューズの座から降りる時を感じて
哀しみと苦悩の中、優れたシャーマンであった祖父の夢を見るのです
祖父から「占いや予言はやろうと思えば誰でも簡単にできるんだよ」と言われます
それは「不幸を告げることだよ」と予言が当たる仕組みを教えてもらうのです
山岸涼子著「黒鳥」 白泉社 1995年 40頁より
「実際には来もしない”不幸が来る”と脅して金品を要求する」
「もし本当に不幸がきたら預言者が当たったことになる」
さらにどうして不幸しか予言しないのかも語ります
「幸福を告げられた者は努力もせず幸運を期待する
それで何も起きなかったら
不幸がきたわけでもないのに幸運が来なかったと怒るだろうと」
山岸涼子著「黒鳥」 白泉社 1995年 41頁より
すごくわかりやすい仕組みだと思いました
この物語の祖父がいう仕組みを理解すれば
占いに限らず不幸の予測や予言をむやみに信じてはいけないとわかります
漫画のように金品を求められるなんてわかりやすいですね
予言のこと、仕組みのことも書きたかったのですが
一番の注目は
山岸涼子著「黒鳥」 白泉社 1995年 43頁より
祖父の夢のラスト
「不幸は願いさえすればすぐにでもやってくる」
と語るところです
イメージトレーニングの話や心配をすることについて
過去にも何度か書きました
幸運のイメージよりも
ああなったらどうしよう
こうなったらどうしよう
と心配することのほうが多いかもしれません
ですが人間のイメージの力は大きいのです
こうならないようにとイメージするよりも
こうなりたいとストレートに幸せなこと
自分がなりたいイメージをしたいものです
漫画の展開は…
その後、マリアの思いが現実化したかのような展開があるのですが、
実際に起きたこととフィクションを交えての物語の描き方がさすが山岸先生という他ないですね
神がかっているのです
この本はタイトルの作品の他にも短編が収録させていて
いずれも男女、親子、社会の問題を鋭く描いています
1995年の出版ですが先取していたと思います
今日も読んでいただいてありがとうございます
前の記事はこちらから
以前、紹介したのは山岸涼子先生の「白眼子」です。
少し前にはこんな記事も書きました。
私は、よくない予測は外すためにあると思っています
大難は小難に、小難は無難にするために
占いはあると思っているのです。
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