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Snowy prince・102「望み」
僕たちは城に戻る為、繋いであった馬車に向かっていると
ホビット達が慌てて駆け寄り、
今後自分たちを、城で使ってくれと言って来た。
あの広い城に僕たちだけじゃ手持無沙汰だの、
無駄にも程があるだの文句を言うけれど、
本当は心配してくれてる訳だ。
「(クス、)そうだね、君たちの言う通り。じゃぁ、早速来てもらおうかな。ね?ユノ」
「(笑)あぁ、是非。俺は片付けも料理も苦手だし、手伝ってくれれば助かるよ。有難うございます。どうぞ宜しくお願いします」
ユノがそう言って、ホビットの背の高さに合わせて
ぺこりと頭を下げると、
みんな「よせやい」と顔の前で手を振りながら
どこか誇らしげにも見えた。
ユノはこういう気遣いが自然と出来る人。
他の人達とは体系も人種も立場も違う自分たちに対し、
そんな事は関係なく、平等に接してくれたと分かって
安心すると同時に嬉しかったのだと思う。
そして彼らは、支度が出来たら直ぐに城に上がると約束してその場を離れ、
僕たちは馬を急がせて城へ戻り、ユノの部屋へと向かった。
読みかけのままのファイルが置かれたテーブルに
ユノより先に辿り着き、
一体どれが「火の国」の物であるのか、
順にパラパラと捲ってみた。
どうやら全部で5冊あるファイルのうち、
1冊だけがそのようだ。
見た事のない文字が書かれていて、
途中からは白紙のままで、いかにも不自然。
「これ、、、変だね。」
「白紙なんて絶対ありえないだろ?」
「そうだね」
「とにかく、記されている文字の解読を先に進めよう」
「う、、、ん、、、、」
ここに書かれている文字、
どこかで見た事がある気がして
それが一体いつ、どこでだったのか急速に記憶を辿る。
「あぁ、そうだ、チャンミン、」
「、、、、、、」
「チャンミン?」
「ん~~、、、、、ん?あ、あぁ、ごめん。なに?」
「とりあえず着替えようぜ。このスーツ、もし汚したりしたら大変だろ」
「あ、うん。そうだね。ミノが誂(あつら)えてくれた、大切なスーツだもの。それに、ユノは何か飲んだり食べたりする度に、ポロポロこぼしちゃうし(笑)」
「あー、うるさいうるさい」
「大事な」って言ってるのに、
ハンガーに掛けられたユノのスーツは
肩の位置が合ってなくて、このままだと型崩れする確率100%。
大雑把というか男らしいというか(笑)
「、、、ったくユノったら」
几帳面な僕の性格上そのままにはしておけなくて
自分が着替えるより先にそれを掛けなおした。
バスルームに居るユノは気付いてるのかそうでないのか、
鼻歌なんて口ずさんで、まったくのん気なんだから。
それから僕もラフな服装に着替えながら、
相変わらずどこで見掛けたのかを、引き続き考えていた。
「あ、、、そうだ!思い出した、、、」
子供の頃、父の部屋に居た時、
これとよく似たマークが表紙に描かれた、
分厚い本を見掛けたような気がする。
「ユノ。もしかしたら図書館に、辞書があるかも知れない」
「辞書??」
「すごく昔の事なんだけど、父が見ていたような気がするんだ。」
「先代の王が、、、」
「あの時僕はまだ小さくてただのマークに見えたけれど、、、今思えば、あれは火の国の文字で、あの時父もこの文書に何が書かれているのかを、調べていたのかも知れない」
「、、、辻褄は合うよな。可能性はある」
「図書館へ行ってみよう」
つづく
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
やっと書けました(笑)
夏休みが明けて、プライベートが一気に慌ただしくなりました。
いゃ、違うな。
エイネからこっち側が急に忙しかったんだ。
あと、なんか怖い話(オカルト的な)話もきいて
背筋がゾゾッとしたり、←なんだ、それはwww
後はまぁちょっと、気持ち的にもゴチャッとしています。
体調もなんかこぅ、、、
何ていうのかな。
体質の変化?みたいな。
女性は色々あるね、、、
、、、って、ハッ!( ̄□ ̄;)
私って「女」だったんだね←自分で言ってビックリしたわ~
いつも綺麗なチャンミン見てたら、
自分の事オッサンとしか思えん
ふ(笑)
シムさん、






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