ホミン小説Snowy prince・103「望み」+今日の事 | 東方神起小説 Lily♡ホミンの香り

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ユノとチャンミンがいる限り
みんなと一緒に「We are T!」






Snowy prince・103「望み」





「、、、久しぶりにここへ入ったけど、相変わらず溜め息が出る」

「壮観だなぁ、、、俺ここ大好き(笑)、で、外国の本っていうのはどこのエリア?」


王室の図書館には膨大な本が保管されている。
なにしろ長い歴史があるのだから
貴重な文献から漫画まで様々だ。

王室専属の司書はその全てを把握していたから
これがせめて昨日の事なら、一言いえば瞬く間に
どこからともなく出してくれてただろう。

今までずっとそうして貰ってたから、
何がどこの本棚なのか、なんて聞かれたって
答えたくても、答えられないんだ。



「チャンミン?どこら辺?」

「えっと、、、、、わかんない。ごめん。」

「ふ(笑)、仕方ないな。じゃ俺、奥の方から見ていくよ」

「じゃぁ、僕は左側の天井付近から」



この王国には様々な種族が暮らしていたから
いつ、どの種族にどんなトラブルが起きても
対応出来るように、資料もたくさん保管してある。

という事は、当然それぞれに区分けされてるだろうから、
棚ごとに確認していく事にした。

1時間程経っていただろうか。
4つ目の棚から手に取った本は、「植物」


「これは植物。ミノ達の種族だ。ふぅん、植物図鑑に、植物を模った御守りの本、、、うわ、植物を使った呪術の方法まであるんだ、、、怖いけど、ちょっと興味あるなぁ、、、」

「こらっ」

「痛っ!」


勝手に人の背後に回っていきなりゲンコツしてくるなんて

卑怯者、、、


「サボってんじゃねーよ」

「なっ!サボってないよ~、いきなり痛いなぁ、もぅ」

「お前がそこに座り込んで本を読んでる間に、俺はとっくにチョイスしてんだよ。ほら、机の上。見て」

「え、、、あ、すごい」

「感心してる場合か」

「こんなにある中からどうやって選んだの?」

「んー、、、要するに、火の国って結局、争いこそないけど、この国にとってはタブーだろ?」

「そうだね」

「いくら王室専用の図書館だと言っても、なるべく目に触れにくい場所にあるんじゃないかと思って、一番奥から調べてみたって訳」


なるほど、と感心せずには居られない。
口に出すとまたゲンコツされそうで
あえて口には出さないけど。

だけどやっぱり、こういう時に第三者の「目」というのは必要なんだな、と思った。
僕はこれが当たり前の中で育ってきたから
そんな事、考えもしなかった。


「それでさ、この本、見て」

「ん?、、、どれ?」


ユノが開いたのは、厚い表紙をした、
大きくて重そうな本。



「この本、辞書っぽいだろ。字も同じじゃないかな」

「確かに。けど、、、なんだろ、何か違和感が、、、さっきのファイル見せて」

「違う?」

「んー、、、」


ユノだけじゃなく、僕も習ったことなど無いのだから
火の国の文字を読むことなんて出来ない。
どうして違和感を感じるのかを認識するには
ただひたすら見比べるしか無い。

ものすごく時間がかかりそうな地味な作業だけど
幼い頃パズルばかりやってた僕には
間違い探しなんて、まったく容易いこと。


「なるほどね。ユノ、わかった」

「お。さすが。、、、で、どう?」

「足りないんだよ。」

「足りない?」


「ファイルに書かれてる文字には、どの文字も部分的に足りない。つまり、せっかく辞書が見つかっても、このままでは一文字も読めやしないって事」

「、、、そこまで厳重にされてる、という訳か。けど、先代の王が調べていたのなら、どうにかして読む方法はあるんだな。」

「多分、、、」

「火の国の秘密の文字、、、火、、、あ!そうだ!」


そう言うや否や、ユノは辞書とファイルを
バサバサと雑に抱え、
それから徐(おもむろ)に僕の腕を掴み
ぐいぐいと引っ張り気味に歩き出した。


「チャンミン。試したいことがある。部屋に戻ろう。多分この方法で間違いない」

「ちょ、、、待って。そんなに慌てたら落としてしまうよ、」

「早く試したいんだよ、ほら、急いで」

「だから、一体なにを試すの」


そこでユノは立ち止まり、
悪戯でも企んだ子供のような笑みを浮かべて
僕の方をチラリと振り返った。


「あぶりだし、だよ。あ・ぶ・り・出・し」





つづく


゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ 


こんにちは~ヾ(@°▽°@)ノ


あぁ、、、、またもや雨です。


今日、本当なら高校の体育祭だったのですが
昨夜から降り出した
大雨により、
体育祭の中止どころか、
休校←
になりました、、、、、、。



まぁ、もぅ高校生ともなれば
「見二来ナクテ良イ。イャ、来ルナ!」
とか言われるんで
行きはしないんですけども、
せめてお弁当ぐらいいつもより豪華にしてやろうと思い、
珍しく張り切っちゃって、色々買い物して準備してたってのに、
そこの予定が狂って
「チッ(°ㅂ° ╬)みたいな。

雨が止むまで順延らしいっス。←いつなんだよ、みたいな。弁当作る気なくす確率100%だぜ、みたいな。



ってなわけで、
気晴らしに買い物に行ってきました~ん。
秋冬の長袖Tシャツとか、デニムとかアクセサリーもちょこっと。

その中で「良いモノ見つけたぜ~」って思ったのがこちら。



被るとこんな感じ~

寝癖をごまかすにはモッテコイだな。うん。









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