手紙
「ユノから手紙が届いたぞ~」
スタッフの声がフロアに響いた。
ユノヒョンが入隊する日に手紙を渡した人たちが
声を上げながらバタバタと集まっていく。
要するに、ヒョンからの「返事」が届いた、ってわけ。
「これは〇〇、こっちは〇、それからこれは、」
次々に手紙は配られて、受け取った人達はみんな
嬉しそうな顔をして、さっきとは逆に去っていく。
手紙を持ってきたスタッフも去って、、、
って、ちょっと待ってよ!
「あ、、、あの、」
「ん?」
「手紙、まだ持ってますよね?」
「あぁ、これは別フロアに持っていく分だけど、それがどうかした?」
「そう、、、ですか、、、、いえ、何でもありません。ごめんなさい」
分かってる。
僕達の間柄には、わざわざ手紙なんか必要ないって。
何も言わなくたって分かるし。
そもそも僕だって手紙書いてないんだからさ
返事なんて来るわけないよ。
けど、
僕以外の人達に、、、ってのは面白くない。
僕には?
僕に真っ先に書いてくれなくちゃ!
あぁ、、、
このままここに居たら、
きっといつまでも心の中が鬱陶しいから
少し早いけど、撮影所に連れて行ってもらう事にしよう。
廊下を歩いていると、手紙を手にした人達が
お互いに見せ合って賑やかにしている姿があちこちで目に入り
わざと見せつけられてるような気さえして
とても苛ついた。
エレベーターに向かう足取りも、乱暴に床を踏みつける。
「おーーーーい!チャンミン!忘れてた!おーーい!!待って!」
「(ハァ、、、、)なんです?」
さっき手紙を配っていたスタッフがバタバタと追って来て
フロア中に響き渡る大声で名前を呼んだ。
「チッ、、、っるさいな」
聞えないような声で呟き
思いっきり睨み付けてやった。
「、、、、お、俺、何かしたか?ん?なに怒ってんだよ、、、」
別にこの人が悪い訳じゃないんだけどさ。
何となく憎らしい。
「、、、別に何も。、、、で、なんです。忙しいから早く言ってください」
「お前宛てに、ユノから伝言があったんだよ。」
「え?僕に?伝言?手紙じゃなく?」
「あぁ、みんなへの手紙がまとめて事務所に届いただろぅ?で、一番上に挨拶文が貼られていてな、その一番下に、、、ほら。」
「ん?、、、"シムチャンミンへ。俺の枕カバーを取り換えておいて。※これを見たら直ぐに"、、、枕カバーって、、、」
「なんでわざわざ枕カバー(笑)、、、時々おかしな事言うよなユノって(笑)じゃ、俺まだ配ってこないといけないからもう行くぞ。じゃ」
「あ、、、あぁ、、、ありがとうございます、ごめんなさい」
本当の事言うと、撮影現場に入るには
あと1時間半は余裕がある。
「一人で行って帰りたいから、まずタクシー呼んで、、、ここを出てユノヒョンのマンションまで片道15分として往復30分、戻って支度して、それから、、、、」
瞬時に頭の中で段取りを計算した。
「よし。間に合う」
誰にも知られたくないから、
さながらスパイになったつもりでコソコソと裏口から外へ出て
既に到着していたタクシーに、滑るように乗り込んだ。
「急いでください」
マンションに到着し、停車する前に料金を差し出して
大急ぎでタクシーを降り、
全速力でエントランスに向かい
エレベーターに乗り込む。
僕がいま障害物競争にでも出てたら
間違いなく優勝だと思うよ。
それにしても、
どうやったってエレベーターの速度は変わりはしないのに
フロアのボタンを何度も押す僕って、、、
ダサくない?(笑)
自分自身が想定外で、もはや笑いが込み上げてくる。
部屋に入ると真っ先に寝室へ行き、
ヒョンの頭の形に跡が着いたままの枕を持って
ギュウギュウと揉みこんでみた。
「、、、中に何か入ってる」
ジッパーを開いて手を突っ込んで
指先に触れたのは小さく折りたたまれた紙。
人差し指と中指で挟み、
引っかからないように注意しながら取り出したのは
ふたつ折りにされたメモ用紙だ。
「はぁ?メモ用紙?、、、ったくもぅ」
こんなに急いできたのに、と
少々肩透かしを食らった感は否めない。
でも、わざわざ意味深な事するわけだから、、、
「んー、こっちは裏か。じゃこっち、と。何が書いてあるんですかねぇ~」
さっきよりちょっと、心に余裕が出てきた。
我ながら超単純(笑)
ここまで来て、わざとゆっくり裏返してみる僕って
嫌になるほど自他ともに認める「ドS」
「はぁ~、なになに、、は?、、、、、ぶっ(笑)、くっくっく」
창민(チャンミン)
항상 널 사랑합니다
(いつもお前を愛している)
너는 나의 소중한 보물
(お前は俺の、大切な宝物だ)
윤호(ユンホ)
「ったく。こんな回りくどい事して何が楽しいんだか。」
とはいうものの、
フロアのボタンを何度も押す僕って、、、
ダサくない?(笑)
自分自身が想定外で、もはや笑いが込み上げてくる。
部屋に入ると真っ先に寝室へ行き、
ヒョンの頭の形に跡が着いたままの枕を持って
ギュウギュウと揉みこんでみた。
「、、、中に何か入ってる」
ジッパーを開いて手を突っ込んで
指先に触れたのは小さく折りたたまれた紙。
人差し指と中指で挟み、
引っかからないように注意しながら取り出したのは
ふたつ折りにされたメモ用紙だ。
「はぁ?メモ用紙?、、、ったくもぅ」
こんなに急いできたのに、と
少々肩透かしを食らった感は否めない。
でも、わざわざ意味深な事するわけだから、、、
「んー、こっちは裏か。じゃこっち、と。何が書いてあるんですかねぇ~」
さっきよりちょっと、心に余裕が出てきた。
我ながら超単純(笑)
ここまで来て、わざとゆっくり裏返してみる僕って
嫌になるほど自他ともに認める「ドS」
「はぁ~、なになに、、は?、、、、、ぶっ(笑)、くっくっく」
창민(チャンミン)
항상 널 사랑합니다
(いつもお前を愛している)
너는 나의 소중한 보물
(お前は俺の、大切な宝物だ)
윤호(ユンホ)
「ったく。こんな回りくどい事して何が楽しいんだか。」
とはいうものの、
メッセージを胸に抱き、
そのまま大の字になってベッドに寝転んだ。
「、、、僕もだよ、ヒョン(クスクス)、、、ありがと」
おわり
う~~
あんパンが食べたい←
みなさま、いつもありがとう(*´ω`*)
Snowy待ってね←
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そのまま大の字になってベッドに寝転んだ。
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