Snowy prince・64「未来へ」
「びっくりした!!」
「それは俺の台詞だ。、、、なんだよ、ほんと面倒なやつ。」
大きくて厚みのあるユノの体に、華奢な僕の体がすっぽりと収まって、
ユノの体温と微笑みに安堵したせいか一気に緊張が解け、
ぐにゃりと倒れ込んでユノの肩に頭を乗せた。
「ほら、しっかりしろ。こんなとこ、誰かに見られちゃまずいだろ?」
「、、、そんなのもぅ関係ないよ。僕は僕らしく生きる。」
「んー、、、それはまだもう少し先だ。」
「なに、、、?それ、どういう意味?」
頭を上げて、ユノの顔を近くに見ながら怪訝に問いかけると、
ユノは僕の肩に手を回して歩きながら、低い声のトーンで話し始めた。
「お前に聞きたいこと、っていうのはさ、、、」
「、、、うん」
「多分、お前が苛ついてる理由でもあると思うけど、、、どうして黙ってた?」
「えっ、、、、、」
「あいつの事だよ。(笑)、認めたくないけど、俺の「親父」の事。、、、それから、お前のお母さんの事。みんなに全て話すって決めたんじゃなかったのか?」
僕はユノから体を離し、目を合わせた。
思っていたよりもずっと、ユノの顔は不本意そうで
僕は目を閉じる様にゆっくりと瞬きをした。
「、、、話さなかったのは、僕の勇気が足りないから、とでも言いたげだね。」
「そうじゃなくて、」
「なに?」
「お前が一人で全てを背負う必要はないんじゃないか?」
「ユノ。これは王として、最も重要な務めだよ。」
「だけど、」
「それに、母の事を話さなかったのは、、、父と母の行動を尊重しようと決めたから。それだけ。」
「、、、、そうか。」
身勝手な言い訳に聞こえるかもしれない。
でも、人々の涙や怒りを目の当たりにして
今さら両親の事を話すのは、彼らに対して酷だと思った。
みんなが人間との恋を諦めてきたというのに、
国王が実は、、、なんて。
今さら知らなくても良い事だ。
それに、「なぜ秘密にしていたのか」と問われたら
「彼」の事を話さなければならなくなる。
ユノの父親の事を。
そうすれば、民だけでなく、ユノも傷付けてしまう。
欺いた訳じゃない。
みんなを大切に思っているからこそ必要な、
「隠し通す」という選択をしたんだ。
けど、それが本当に正しかったのかどうかが曖昧で、
屁理屈をこねて逃げてるだけじゃないかと
葛藤があるからこそ僕は苛ついているんだろう。
「ごめんな、、、」
「、、、どうしてユノがあやまるの?」
「何もしてやれなくて、、、全てを分かち合うって誓ったのに。」
そっか、、、、
ユノは初めて出会った時から、なぜか僕の気持ちを
全て感じ取るんだもの。
だから、今の僕の事もわかってるんだね。
「ユノ。ユノが傍に居てくれるだけでじゅうぶんだよ。僕一人じゃ乗り越えられないもの。」
「、、、だけど、」
「ううん。もぅ良いんだ。、、、もぅ何も言わないで。ただ僕を、、、抱き締めて、」
つづく
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
こんばんは(*^-^*)
先日登場したメスインコちゃん。
隔離して保温しながら養生してるのですが
お薬の相性が良いらしく、少し回復してる。
このまま様子みるよ。
心配してくれた皆さん。ありがとう♪(*´ω`*)
で、ですね、
わたし、ヘアスタイルを変えました。
アッシュ系の金髪だったじゃん?
それを今回、プラム系の色に変えて、髪も切りました。
ええ。まぢで。
こんなになりました。
一応ね、TONEのシムさん風なの。
どうでしょうかね。なってるかね?
あ、あくまでも「風」ね、「風」。
大っ好き!
顔の小ささとか、品とか、可愛らしさとか清潔感とか、
そんなのはもぅ無理だから良いの。
ちょっとでも「シム風」になれれば悔いはない!
ってなわけで、
パツキンのリリィは、プラムのリリィに生まれ変わりました。
という、どーーーでもよい報告www
プラム系って要するに、紫色らしい。
シムの色だな。
まさしく。


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