Snowy prince・65「未来へ」
翌日から城は、俄かに慌ただしくなった。
年齢を問わず、全ての国民に対して、王族が所有する宝石などを分け与えるため、
早朝から絶え間なく大勢の人々が城に呼ばれていたからだ。
民衆が城の中に入るのは、これが最後になるだろう。
だから僕は、自由に城の中を見学してもらえる様にしたいと公爵に相談をした。
それならば、という事で、僕を始めとした王族のプライベートエリアは避け、
大広間や娯楽室、庭園に面したティールームなど
幾つかの部屋が見学できるように公爵がルートを決定し、
城内はさながら博物館のように、あちこちが赤いロープで仕切られた。
それに沿って先へ進むと、最後には王の間の入口に辿り着く。
これまでごく限られた者しか見ることの出来なかった
王の間の大鏡を全員に公開するという、
公爵の粋な計らいだ。
そして僕はその部屋でいつものようにデスクワークをしながら過ごし、
訪れた人々からお辞儀を受け、
どうか新しい人生を幸せに、、、と願いを込めて
僕の掌から生まれた小さな氷の欠片を
一人ひとりに手渡した。
つづく
短くてごめんなさい。
ちょっと個人的に気持ちと体が忙しくて、、、
低気圧のせいか喘息も出てるし、
ほんとイヤになっちゃう
←カワイ子ぶってみたが…イタイな。でも、書きたくてウズウズしてるので、
(忘れないうちに書かないと忘れるというのもある)←おばぁちゃんか!
また書くね~
まぁ、、、、いつも通りの、夜中のコッソリ更新だけどw


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