『精神科医の戦略&戦術ノート』 | リリカルうつろぐ。

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双極性障害の移ろいゆく心を語るブログです。
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『精神科医の戦略&戦術ノート ー精神科救急病棟で学んだことー』というタイトルの本を読みました。

 

 

 

 

面白かったです。

 

 

この本は、10年目の精神科医が、後輩医師や研修医に向けて書いた本。

 

でも、全然難しくなく、患者の私が読んでもわかりやすい内容だった。

 

病棟管理の話は、私は入院したことがなく、???って感じだったけど、あとは本当に面白かったです。

 

 

 

以前、「精神科医は腹の底で何を考えているか」という本のレビューを書いたことがある。その時、タイトルに期待して買ったけど、ガッカリだったと書いた。

 

でも今回の「精神科医の戦略&戦術ノート」は、精神科医が腹の底で何を考えて、どんな視点で診察にあたっているかが書かれていて、やっと読みたい本に出会えた!と思った。

 

 

 

双極性障害と診断されてしまったからには、精神科医との付き合いが生涯続く可能性が高い。

 

毎回診察で、私は自分の話をして、いくつかの質問にも答えて、自分だけ情報開示していることが嫌だった。

 

私も主治医のことを知らないと信頼出来ない。信頼出来ない人にはプライベートな話は出来ない。ずっとそう思っていた。

 

もちろん主治医のプライベートを知りたい訳ではない。私が話した内容を主治医がどう解釈して、どう治療に役立てているのかが知りたかったんだ。

 

 

この本には、その答えが少しだけ書いてあった。

 

 

もちろん全てではないし、私の主治医が同じではないことも知っている。それでも精神科医が、何を考えて仕事をしているかがわかったことが、私の今後の診察に役立ちそうだ。

 

 

 

でもこれだけの内容を知るには¥2,700(kindledなら¥2,500)も出さないと手に入らないんだねぇ…。高いよねぇ…。

それに比べてkyupin先生は、無料で膨大な量の情報提供してくれていてすごいよねぇ。

 

 

それでもこの本を読んで良かったなと思う。