『心に狂いが生じるとき―精神科医の症例報告―』というタイトルの本を読みました。
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心に狂いが生じるとき―精神科医の症例報告 (新潮文庫)
529円
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この本は読まなければ良かったな、と正直思った。
全然おススメできません。
著者の患者へ対する愛が全く感じられないし、見立てや診断がおかしいと思う部分が数多くある。全然良くなっていない症例を紹介し、そのまま考察もなく終わっている事例がいくつもあり、読後感が悪い。
治療が上手くいかない時点で、自分の診断に疑問を抱くべきだと思う。きっとこの人は、精神疾患は良くならないと思って治療に挑んでいるんだと感じた。
よくこの内容で出版しようと思ったな思う。読んでいないけど、他にも沢山出版しているらしい。
こういう医師がいるから、反精神医学が生まれたり、精神科に通ったから病気が悪化したという人が生まれるんだと思う。
同じ患者でも、主治医が変われば症状が良くなったという時、きっと前医はこういう人物なのだろうと思う。