山登りを始めたのをきっかけに、とあるアウトドア用品店へ行き、登山の際に使えるトレッキングポールを物色していた時とのこと。
「いいなぁ。憧れるなぁ。」
近くを通りかかった店員さんにトレッキングポールについて聞いてみた。
「あの、すみません。主に低山中心に登っているんですけど、トレッキングポールってやっぱりあると便利ですか?」
「…あぁ、まぁ正直言っちゃうと、慣れるのに結構時間かかりますし、低山だったらいらないと思いますよ。」
「そうですか…。」
「邪魔になって鞄に付けておくようになりますよ。毎月、かなりの頻度で登山されるなら、あってもいいですけど、月一回とかなら、いらないと思いますけどね。」
このあと、「トレッキングポールはなくていい」というアドバイスを10分ほど濃厚にいただいた。
「色々アドバイスありがとうございました。」
…しかし!
「お買い上げありがとうございました。」
店員さんのアドバイスを180度逆行。
例の店員さんが、レジ横でやたらと光を放っているターコイズ色のトレッキングポールを眩しそうに見ていた。
人は、買うなといわれると、買いたくなる。
私は反抗期なのかもしれない。
登山関連記事は、こちら