息子を褒めそやしていると、必ず夫が割り込んでくる。
「はるくん、大好き~♡」
「おじさんは?」←(注)夫の一人称は、「おじさん」です。
「・・・うん、好きかな。」
「はるくん、可愛い♡」
「おじさんは?」
「・・・可愛いんじゃない?年齢のわりには。」
「うへへへ。」
「・・・ていうか、どうして息子と張り合ってくるんだい!」
終いには・・・
「はるく~ん♪」
「なに~??」
「あんたはるくんじゃねぇだろうぉが、おぉ!?」
息子と私の間に、いつもプレーリードッグのように小さく立ち上がる夫である。