前回の内容+七五三で破産!? 前編+
我々は息子の七五三により前撮りにと、とある写真館を訪れていた。
和装、洋装含め、30枚以上の写真を撮り、いよいよ写真購入手続きと、七五三当日のレンタル着物を選ぶ段階へと差し掛かった。
夫と作戦会議をたてる。
「ねぇ、データさえ買ってしまえば、あとは適当にいいやつ現像しちゃえば良くない?」
「データのCDーROMは5000円だもんね。」
よし、このプランけちん坊でいこう!!!!
「データだけって購入できるんですか?」
「申し訳ございません。もし、8枚のデータが欲しい場合、8枚何かの形で、写真を購入いただくことになります。」
!?!?!?!?
つまり、8枚ゲットしたければ、1万円以上する8枚用のフォトフレームやら台紙やらを購入し、さらにデータ代に5000円支払うということになる。
ばあば、じいじたちにも焼き増しすることを考えると、結局いい値段になるではないか。
「もし、おじいちゃまおばあちゃまにプレゼントをお考えで、データも欲しいという場合、こちらのセット価格がお買い得でございます。」
梅コース5万円
マットなアルバム(大)16枚の写真入り+アルバム(小)✕2+特典キャンバスフォト+
3枚フレーム写真+木枠のフレームに入った写真✕2+データのCDーROM(16枚分)
竹コース6万円
上記の内容に加え、24枚まで写真を選べる。
松コース8万円
兄弟、姉妹で一緒に撮影!写真枚数をガッツリ確保したい方向け。さらに色々特典がつくらしい。
もう、なんだか細かく考えることが面倒になった私。
「ねぇ、もうこうなったら、セットコースの一番安いのにしない?あとあと自分たちで現像するとか面倒だし・・・。」
夫は白目を一瞬向いていたが、「そうね・・・。」とつぶやき、5万円の梅コースを注文するに至った。
肩を落としている夫に、追い打ちをかけるように息子が口を開く。
「七五三の時も、この着物がいい~♪」
息子が写真撮影で着ている着物は、ブランド着物故、レンタル時に+3000円かかるのだ。
「・・・じゃあ、それで・・・お・・・ねがい・・・します・・・。」
差し出したクレジットカードが、怯えているかのように見えたのは、きっと夫が震えていたからであろう。
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