前回のお話は、こちら
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院長先生の診察室にて。
「お腹の張りがあるようだったけど、あと1週間くらいはもって欲しいから、一応一週間分張り止めの薬出しておこうか―。」
「お願いします。」
ん?
あと1週間!?
在胎週数で考えれば、37週以降の出産が、正期産とされる。
私はあと1週間経っても35週で、正期産より2週間早いわけだが、
なるほど、赤ちゃんは2500gで身体の機能が十分育っていれば、産まれて来ても問題ないとされている。
出生体重を予想すると、2500gに達するから大丈夫だろう、ということで院長先生は「最低でもあと1週間もってほしい。」と言ったのだろう。
2週間で、毎回300g増えていく我が息子。
このままのペースでいけば、出産予定日である4月19日には、3200~3300gになるのではないだろうか。
しかしながら、なんだか最近、出産予定日よりもいくらか早く産まれそうな気がしている。
◇
その後、息子の口をもごもご動かしている様子が、超音波に映し出された。
「だいぶふっくらしてきたでしょー。」
「は、はぁ…。(よぉ、分からん。)」
「それじゃあ、今日でクリニックでの検診、終わりですね。頑張って!!!」
笑顔で励まされ、アフリカのお土産でよく見る、部族のお面のように映る息子の超音波写真を手渡された。
息子とともに、野生的に出産頑張ります。
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