妊娠9カ月の折り返し地点となり、例のごとく妊婦検診へ訪れた。
私が出産する病院は、クリニックと病院とがあり、今の今までは、より近いという理由でクリニックに通っていた。

しかし、クリニックに通えるのは34週までで、それ以降は、全員病院で検診を受け、病院で出産することになるのだ。

ということで、この34週の検診が、クリニックへ通う最後というわけである。

「お世話になったクール女医に、お礼の一言でも述べたいね。」
「そうね。」
(クール女医については、+産婦人科で、心音確認!+前編
)
血圧は正常。
尿検査でいつも発見されていた尿糖も、今回は出ていなかった。

「朝ジャムパン食べるの、我慢して良かった~~!」
体重は、2週間前より0.3kgしか増えておらず、9カ月と2週間で、9.3kg増というところだ。
このまま出産時には、10kg増までに留められるように努めたい。

「てっきりお腹がキャノン砲になってたから、2kgくらい増えているかと思ったー。」
◇

「○○ゆりさーーーん。」
名前を呼ばれ通されたのは、クリニックの院長先生の診察室であった。
クール女医を最後に一目見たかったが、クリニック最後の日ということで、院長先生が直々に見ることになっているようだ。

「はい、こんにちはー。さっそく赤ちゃん見ますからね。」
パッ
「推定2372gですよー。週数くらいだねー。うん、赤ちゃんの位置も丁度良いね。」
おお。
2kg超え。
なかなか立派に育ってきているではないか。
日頃、そんなに大したものを食べていないのに、よくこんなにも育つものだ。
人間の生きる力は、立派なものである。
ある日の昼食、焼き芋1本!!

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