7thデート 後編 感性相撲 +三鷹の森美術館+ | ユリノキ-家族はじめます!-

ユリノキ-家族はじめます!-

家族の笑えるエピソードを奇天烈な文章で綴る、おバカイラストエッセイ!
みんな笑って幸せになりますように!

前回までの内容を読みたい方はこちらから↓

7thデート 前篇 Xフィルム切符 +三鷹の森美術館+ 1

7thデート 中編 目があぁ~! +三鷹の森美 術館+ 2






館内に戻ると、糸井重里のキャッチコピー「迷子になろうよ」が、いかにこの世界にマッチしているかが分かる。



トトロネコバス



―子供が上り下りしたくなるような、古ぼけた感じの狭い螺旋階段。


―四方八方に広がるアンティーク調の部屋


―厳かに光るステンドグラス


トイレさえも美術館のよう小便小僧-虹


この懐かしく、心に訴えかけてくるものは、何だろう。






スタジオジブリの作業部屋を再現したと思われる、展示スペースをうろうろするなんだろう




原画・文房具・ポスター・家具など、興味を引くものばかりですね。」






「ああ!このなまはげなんて最高ですよ!!」








・・・・・・・・・・・・・・・・ゆりさん?






無造作に作業机に置いてあるなまはげの置物が、ゆる可愛かったのだ。




「ゆりさん、これ、回してみると、アニメ―ションが見えますよ~ふっ

 一緒に回しませんか照れる



「へ~~。」

↑あまり興味なし。





「あっこの短くなった鉛筆の瓶詰、深いな~~~!!」





・・・・・・・・・・・・







「…ゆりさん?」




「はい?」




「そういうの好きね。」



「ええ!!」





・・・・・・・・・・・・









私の奇想天外の感性に呆れられながら、映像展示室「土星座」へ訪れる。


映像展示室「土星座」は、80人ほどが入れる小さな映画館。


ここでしか見ることのできない、ジブリのオリジナル短編アニメーション作品が公開される。




私たちが案内された回は「ちゅうずもう」という民話のアニメーションだった。



はじまり、はじまり~~拍手♪

ユリノキ-夫婦始めます!・種ま記-


 

             「ちゅうずもう」


むかしむかし山奥に住んでいたジイとバアは、くる日もくる日も山の畑を登ったり下りたりしながら、ぐだぐだにくたびれて暮らしていましたおじいさんおばあさん

ある晩ジイが外に出ると、どこかへと向かうねずみたちを見かけます。

こっそり後をついていったところ、ねずみたちは集まって相撲をしていました。

自分の家のねずみたちが負けてばかりいるのを知ったジイとバアは、ねずみたちのためにサンマの団子や豆腐の田楽を用意します。

さあ、今度の勝負はどうなるでしょう。

                        ―三鷹の森 ジブリ美術館HPより






「ぷぷぷっ!ぶふぅふふふぶっふー!!」






!?




ダーリンから、空気が抜けている…!?





いや、違う、どうやら爆笑しているようだ。





今、まだ・・・


むかしむかし山奥に住んでいたジイとバアは、くる日もくる日も山の畑を登ったり下りたりしながら、ぐだぐだにくたびれて暮らしていましたおじいさんおばあさん




のシーンですよね?






何故に?









ダーリンの摩訶不思議な笑い脳裏に焼き付いたまま、上映終了映画











「ダーリンさん、何かしょっぱなから、爆笑してましたけど…?あのジイとバアの疲れた感じが面白かったんですか?」








「いや、あの山の斜面、急すぎだろって思ってさ!ぷっふーーーー!!」









そこ!?


そこですか!?



ちゅうずもう、関係ないだろ。













うーんどうやら、二人の感性は、どっこいどっこいのようだ。


はっきょーーーーい!軍配

のこった!!!

あぁ、のこった!!


相撲をとらせたら、共倒れである。








応援クリックいただけると、大変励みになります↓どせいさん     ユリノキ-夫婦始めます!・種ま記-



ペタしてね


読者登録してね