ちゃこちゃんの中に潜んでいた、前世の頑固な人格の修行者。
家族を捨て、一人自己流な悟りを開いた男性が出てきかかってた。
女神塾のメンバーの四つの車輪が回り出そうとしている時に、一人頑として動かない人格が、否応無く引きずり出されてしまった。
もしも、こんなチャンスが無かったら、絶対簡単には出る事は難しかったと感じる。
何故なら、頑固者だから。
数日前に会った時、自分で言ってた。
「私は頑固だから。」と。
アドバイスしても、中々受付けない。
その為、何度も事態を重くして、頭を打ってから、方向転換する事が多かった。
アドバイス通りに方向転換してみたら、問題がサーっと解決して行くのを何度も目の当たりにして来た。
二人でその学びの深さを確認して来た。
ちゃこちゃんは、私を信頼してくれている。
しかし、不思議と素直に聞かない何かを感じていた。
今世の本人はアドバイスを呑み込もうとするのに、それに反発するもう一人が居て、胸が詰まってしまう感覚を感じていた様です。
その正体が現れました。
この男性のお陰で、何度も自己流で行動しては、失敗し頭を打って元の振り出しに戻るのを繰り返しました。
可哀想だけど、意志を曲げる事は出来ないのです。
この人格さんのせいで…。
嫌と言う程、行き詰まるのを見届けてからしか、前に進めません。
こんな人、世の中に多いと思います。
この男性は、日本に寺の息子として生まれていました。
家族との対峙が煩わしく、家族を捨て、俗世を離れ、一人山に篭りました。
今世のちゃこちゃんは、いつもこんな風に言っていました。
家族の問題に対峙するのが煩わしく、出家してしまいたい位だと。
この男性が感じていたのです。
母親にしては珍しい感覚だなと感じていました。
だから、煩わしい事に対峙しなければならなくなると、やる気の無さで、不満気な言葉が漏れ出ていました。
あ~、一人になりたいと言うのが、口癖でした。
それに対して、私が忍耐強く、語って諭して、向かわせるみたいな関係でした。
二人はお互いを尊重し合っていましたから、揉める事は無く、あらゆる可能性を探して、私が引っ張り出すと言う事を繰り返していました。
しかし、核心に触れると抵抗する言葉をぶつけてくる事を何度も繰り返し、一昨日その言霊の剣が刺さってしまい、具合が悪くなってしまいました。
負のエネルギーを身体で受けると、体調に異変が現れ、吐いてしまいます。
その晩から、不快感で身体が苦しく、夜中中、何とか我慢しますが、どうし様も無く、吐いてしまいました。
今度はもう、引っ張る事は辞めて、自分のしたい様にさせようと決心した時、実はサーシャが現れていたのでした。
私は闇に留まる重たい魂を引き上げ続けるのに、長い時間をかけ続け、全力を投じる自力に疲れ果ててしまったので、
きっと私に代わって、闇に留まる魂を救い出してくれる為に、バトンタッチをさせてくれたのかも知れない。
闇を司るサーシャの太陽のエネルギーもワンドに入れた後、
ちゃこちゃんの中に潜み続けた、自己流で悟りを開いたと思い込んでいる、頑固な男性を光に還しました。
空腹で、朦朧とした意識が遠のく時に、悟りを開いたと勘違いをしてしまい、自分は悟ったのだと思い込んだまま亡くなっています。
だから、人の意見は聞き入れません。
自分は悟りを開いたのだから、自論と違うと抵抗するのでした。
今世の本人は聞き入れたいのに、魂の奥で拒絶してしまうのを、何故か解らず悩んでいました。
最後に亡くなる時、痩せ衰え孤独の中で後悔をし、家族の事を想っていた様です。
だから、忙しくてクタクタなのに、家に居て家族に尽くしたいと言う気持ちもあり、煩わしくなると捨てたくなる感覚が入り混じっていました。
その男性が昇天してから、胸のつっかえが失くなり、人格が統合されて、気分がスッキリとしたそうです。
長い間、頑固な自分を諦める事無く、引っ張り続けてくれて、本当にありがとうと言ってました。
間違った方向に進むのを解ってて黙って見過ごす事は出来ないので、一応アドバイスをしますが、言い訳をして抵抗する魂と対峙するのは、本当にエネルギーを消耗します。
普通エネルギーの弱い人では、抵抗力に傷つけられるので、手を出しません。
私も、抵抗の強い負のエネルギーを浴びるので、体が浄化していました。
余程愛情が無いと、体を張って助けようとはしません。
抵抗する人の事なんか放っておいて、自分の事だけにエネルギーを使えれば、どれだけ我が事がサクサクと出来たでしょう。
だけど、放っておけないのが私のトラウマさんの存在でした。
主人の対峙すべき問題を代わって肩代わりする私の中の我慢強い、救わねばならないと言う意識の強いお節介屋さんが、火を吹いてから…
変わりました~!
生まれ変わりました~!
やっと、人の抱えた他人が持たざるべき問題を、代わりに持とうなどと思わなくなった。
本当は辛くなるくせに、人の問題を抱えようとする偽善者の傍に、抱きかかえて欲しいと望む魂が引き寄せられてくる。
そんな、偽善を認めて、嫌だと気付いたから。
主人が憎い訳でも無いし、酷い人では無いのに、自分一人が勝手に、実価以上の自分を演じて、勝手に疲れて、解ってくれないと叫んでただけでは無かったかと気付いた。
ご苦労様でした。
こんな荒れた魂の私から、時々噛みつかれるのに耐えたお父様。
お父様は、偉い…。
尊敬してます。
感謝してます。
女神である女性を大事にしない人は運気を落とすと言う事を、よ~く覚えとけと吠えて、私の怒りを飛ばした事を反省します。
ごめんなさい。
許して下さい。
愛しています。
ありがとうございます。