8月22日 土曜日
今朝から、全粥の食事が開始となる
見た目、まったくおいしくなさそうっ
でも、二日ぶりの食事にテンション
思わずがっついてしまう
が、さすがに久しぶりの食事だけに、すぐに満腹となった
それでも、大っ嫌いなホットミルク以外は、時間をかけて、ゆ~っくり完食~~っ
この日の朝で、点滴が最後となる。
オペ後から、1日2回投与の抗生剤パンスポリンが終了した。
左の腕の血管に刺さった18Gのぶっとい針とようやくお別れだ。
またひとつ、自由を手に入れた
終了となった点滴の抗生剤の代わりに、内服の抗生剤フロモックスが開始となる。
痛みの方は、時々痛むくらいで、思ったほどの激痛はない。
それもそのはず、まだ背中のチューブから硬膜外麻酔の局麻剤と痛み止めの麻薬が、効いているからだ。
この背中のチューブも、今日の夕方にはとれるだろうとのこと。
そのチューブがとれれば、シャワーを浴びてよいそうだ
イエ~イ
しか~し、その終了の時間が、病院の規則の入浴の時間内でなければ、明日になるそうだ。
嫌だ、嫌だ
絶対に今日、シャワー浴びたいのだぁ
それから、お昼前に、義理の母からメール
があった。
「今、病院へ向かっています
」と・・・。
実を言うと、義理の父母には、今回のオペのことは話さないでいようと思っていた。
余計な心配をかけてしまうことが嫌だったからだ。
しかし、だんなさんが、コソコソして後でぎくしゃくするのは嫌だから、私の口から、両親に話してほしいと頭を下げたことに、私は告白することを決意した。
というわけで、入院数日前に、ドキドキしながら告白の電話をかけた。
どういう反応が返ってくるのか正直怖かった。
しかし、想像に反し、ものすごくやさしい言葉と励ましの言葉をいただいた。
「これまで大変だったね。悪いものはさっさととっちゃいなさい
あなただけが特別じゃない。うちのお母さんも、姉さんも筋腫とってるのよ。大丈夫。このさききっといいことがあるから・・・。話してくれてありがとう」と。
涙が出てきた
私は、後悔していた。
心配掛けたくないと言いながら、実は筋腫という(不妊の原因かもしれない)そのウィークポイントを知られたくなかっただけなのかもしれない。。。
電話を切り、だんなさんに、「あなたのお母さんは素晴らしい人だね」と言って、ハグした。
だんなさんは、自慢のお母さんだけに得意げな様子だった
そうして今日、忙しいにもかかわらず、遠方からお見舞いに来てくれた。
しかも、事前に言うと、拒否されるかも・・・と思われたのか、「もうそこまで来てる」とは、なんとも義母らしい
義母は、わたしの元気な様子を見て、とても驚いていた。
それから、数時間、旦那さんを出産するときの話や、身内の手術の経験、はたまた酒井法子の逮捕のことなど、他愛のない話をして、帰って行った
ありがとう、お義母さん。ほんとに来てくださってうれしかった
あとから来た旦那さんが、私の硬膜外麻酔のバルン式精密持続注入ポンプをみて、
「これ終わってるんじゃない?」という。
「看護師さんは、夕方か夜じゃないと終わらないってさっき言ってたけど・・・」
「ふ~ん、じゃ、お母さん送って来る」と言って、病室を出て行った。
それから、数時間、一人でくつろいでいると、別のNs。さんがさっきのポンプを見て、
「終わってますねぇ。じゃ、チューブ抜いてもらえるように先生を呼びます」と。
うそっ。ほんとに終わっていたなんて
それから、執刀医の代わりに、ERのドクターが、チューブを抜きに来てくれた。
抜くとき痛いかと以前聞いたら、痛いかもと・・・と聞いていた
ドキドキ緊張しながら待っていると、消毒してアっという間に、チューブはめでたく抜かれていた
まったく痛みはなかった
「もう今から、シャワー浴びていいですか?」とついていたNs.に聞くと、
「いいですよぉ
」と。
幸い浴室は、空室だったので、さっそくシャワーを浴びた
3日ぶりのシャワーは最高だ
しかし、おなかが、あり得ないくらいパンパンだ。6ケ月の妊婦さんにも負けない
腹腔鏡の炭酸ガスが、まだおなかに残っているのだろうか。
とても美しい姿じゃない・・・
が、そんなことは言っておれない。
健康な時には気付かない。日常の些細な動作にさえ、感動を覚える。
たかがシャワー、毎日浴びれるって、何と幸せなことだろう
シャワーを浴び、さっぱりして病室に戻ると、母が心配そうな顔で待っていた。
母は、私が、シャワーを浴びてる間に、病室にきて、私がいないことに何かあったのではないかと心配したそうだ。
そんな中、私は、のんきに「やっぱお風呂は気持ちイイ~つ。サイコー
」と戻ってきた。
「あんた、今までで一番幸せそうな顔してるね」と数日前のぐったりした私からは想像もできないほどの変わりようにまたまた驚く。
母の言うとおり、このお風呂から出た瞬間は人生でサイコーに幸せだったかもしれない
「みんなぁ、ありがとう」と大声で叫んで回りたいほどだった
もしかしたら、硬膜外のフェンタニル(麻薬)が、この通常では感じ得ないほどの多幸感を味あわせたのかもしれない
実は、麻薬中毒になりやすいタイプ

その後の痛みも大したことはなかった。
左の大腿部のしびれも、背中のチューブが外れると共に、気にならなくなった。