フェイスブック事件。 | タイと踏ん張る

タイと踏ん張る

タイ生活で干支が一周し2019年末に日本に引っ越し。
旧タイトル『タイに腰掛け』…タイに腰を据える覚悟は無いけど、腰掛けじゃなく踏ん張って行こう‼︎→『タイと踏ん張る』
タイ人夫と長女9歳、3歳のダウン症の長男、2023年5月産まれの次男の5人家族。

ここ最近の世間の離婚訴訟では、かなりの確立でフェイスブックという言葉が出て来るそうな・・・。

こんなトコに書くことじゃないよなぁ~と思っていたけど、もう私の中では完全に笑い話・・・かなぁ~?
そして・・・いつか日本語が読めるようになったジュイに読ませてやりたい想いで、思い出に書き留めておきましょう。
皆さんにも是非笑ってもらいたい・・・と言うことで行きましょう。


事件が勃発したのは、先日ジュイがチェンマイに来ていた月曜日の昼下がり。

私がサラダ巻きを作る横で、私のノートパソコンでフェイスブック(以下FB)を開いて遊んでおりました。

朝が早かったジュイ、お腹が膨れて睡魔が襲ってきたのか、ウトウト・・・。
前日は試合でその日は早朝からバイクを走らせて、チェンマイまで来てくれたジュイのために、マッサージをしてあげていた、まさに可愛い嫁な状態の私。

ジュイが遊んでいたFBは開いたまま・・・。
私は私で、自分のFBを見ておりました。

ジュイは『Internet Explorer』で開いてたの。
で、私はそっちで開くとエラーが出ることが多いので、『Google chrome』の方で開いてたの。

こうすると、同じパソコンで違うIDでログインが可能な状態になるみたい。

そしたら、「ピコッ」って誰かが話しかけてきたFBの音が鳴りました。

ジュイの友人が話しかけてきた様子・・・。
で、何気に見ると。

女の人・・・。
で、見覚えがある名前とプロフィールの小さい写真。

その女の人のページに入ると・・・

わぁ~ジュイの元カノ。
(何で元カノってのに気づいたかってのは、少し前ジュイが彼女から友達リクエストが来てさぁ~「何で結婚式呼んでくれなかったの」って話したんだよぉ~って話をジュイから聞いて、彼女のページを見せてもらってたから)

元カノといっても、私とジュイもう知り合って6年と少しなので、この彼女との別れは6年半以上前。

別に地元の友人だし、話してること事態にはそこまで怒りは感じない。
でも、ちょっと気になる私は、何を話してるのか読んでみる・・・。

って言っても、私・・・タイ語は話せるけど、読み書きは一切出来ません。

ここで登場のグーグル翻訳の読ませる機能。

今回もコピー&ペースト(コピペ)を繰り返して、会話を読む。
最初は、今話しかけてきてたことを読んでみた。

「元気?何してるの?」
「ご飯食べてるとこ」

とか何気ない会話・・・。

ちょっとね、気になる熱が出てしまった私・・・
スクロールして一番上から片っ端からコピペしてグーグル翻訳さんに読ませる。

その間、ジュイ横で寝てるから。
彼の足はマッサージ途中だったので、私の太ももの上・・・。

読ませる機能なので、もちろん音が出ます。
あんまり小さいと聞こえないので、そこそこ大きい音で聞いてたけど、ジュイは起きず。

何気ない会話がほとんどだけど、とある夜中・・・
0時前の時刻に、チャットしてた日。
(私はジュイは翌日朝練習で早いので、毎日23時半にはお休みの電話をして終了するようにしてた。
こんな夜中に他の女と話してんのかよ・・・っとちょっとイラっ)

ビックリするような内容が出てきました。
是非タイ語が分かる方、もしくはタイ人パートナーがいる方はこのタイ語の真の意味を分かってください。
自分も読めないくせに、コピペでタイ語を載せます。
将来ジュイに読ませる日にも役立つであろう・・・。

「คิดถึง元カノの名前จนนอนไม่หลับความรักผมมีให้คุณคนเดียวทุกวันนี้ก็ยัง」
(○○のことが恋しくて、眠れない。僕の本当の愛は君にだけ捧げた、そして今もそうだ)
ちょっと私の日本語訳が、直訳で分かりづらいですが、こういう内容・・・。

ショックというよりもね、ビックリしたの。
驚きの気持ちの方が大きかった・・・。

そして私は懲りることなく、もう最後までコピペ翻訳を続けます・・・。

「แต่ชีวิตก็คือชีวิตความจิงเปนสิ่งที่เราต้องยอมรับมัน」
(人生は人生だ、真実を受け入れるしかない)

元カノと別れたことについてのだと思われる・・・。
何だ?私と結婚したことが間違ってるとでも言いたいのか!
何だか腹立つよねぇ~。

そして出たよ、言っちゃう?のコレ!
「ผมก็ยังรักคุณนะ」
大体めちゃくちゃにしか訳さない、グーグル翻訳先生もばっちしの訳・・・
「I still love you」
(僕はまだ君を愛してる)

もう横で寝てるジュイに冷たい目線を送り続けるしかない私・・・。

そして、本当の極めつけはコレ!
「ผมรักคุณนะตลอดไป」
(君の事をずっと愛してる「I love you forever」・・・・)

こんな嫁以外に言ってはいけない言葉を連発するコヤツ。

がしかし、涙が出る訳でも無く、キィーーーって感情をコントロールできなくなる訳でもない。

もう、この事実を見てしまった事をジュイにどうやって、分からせるかに頭が働く。
どうやったらジュイに一番ダメージを与えられるか・・・。

私のFBから、ジュイにメッセージを送ろう。

もちろんコピペでジュイの言葉をそのまま送りつける。
その下に、英語で私からの怒りの投げ掛け・・・。

『○○のことが恋しくて、眠れない。僕の本当の愛は君にだけ捧げた、そして今もそうだ』
do you have other lady with your mind?
(あなたの心の中に、他の女性がいるの?)

『人生は人生だ、真実を受け入れるしかない』
is this ture?
(本気で言ってるの?)

『僕はまだ君を愛してる』
really?
(本当なの?)

『君の事をずっと愛してる』
I never thought you will say this with other women.
(あなたが他の女性にこんなことを言うなんて考えもしなかった)

最後に、タイ語で言うべきだと思って・・・

you make me sad.(あなたは私を傷つけた)をグーグル翻訳先生に訳してもらって・・・
「คุณทำให้ฉันเสียใจ」を送る。

そして、ジュイのFBのページより、その元カノをブロックしました。
もう彼女からは連絡は取れません。

ちなみにジュイのページはもちろんタイ語の為、私のFBのページから設定画面に入り、どこにどのボタンがあるのかを確認しながらの作業・・・。
そんな地味なことをする自分にウケル。
女とは恐ろしいです、この冷静さが怖いんだよねぇ~。

そして、その数分後ジュイ君、起床。

もちろん私は何も言いません。
彼の目でメッセージを見させる方がいいと思ったから。

まだ食器を洗ってなかったので、食器洗いに取り掛かる。

目覚めたジュイはまたパソコンを触ってます。
すぐにメッセージに気づいて読むだろうなぁ~と思ってたのに、なかなか気づかない。

食器洗いながらその様子を眺める、恐ろしい新妻・・・爆笑
ジュイが見た瞬間にどんな顔するのか、見てやろうとチラ見するものの、気づかずにパソコンを閉じる。

一緒にテレビ見て、私の歯医者の時間。

仲良く手を繋いで歯医者に行く。
歯医者はものの5分で終了したので、そのままコーヒーショップへ行く。

そこでも携帯でFBのジュイ。

そこでもチラ見しながら、普通の素振りを見せる恐ろしい、新妻。
そんな自分に少しウケル余裕がある私です。

にしても、本当に気づかずに携帯をなおすジュイ。
バイクを取りにアパートに戻って、夕ご飯を食べにマリンプラザへ向かいます。

実はさっきのコーヒーショップで読んだんじゃないのか?
もう知らない振りが一番いいと思って、平然を装ってるんじゃないか?
なんて思いながらジュイを眺める。

それにしても、普通過ぎる。
動揺してる気配がゼロ・・・。

ご飯食べてる間も、ちょいちょい探りを入れるが、何のこっちゃ分かってない様子のジュイ。
ふらっと買い物して、ビールを購入して帰宅。

このままジュイが気づかずに、ランパーンに帰ってから気づいて長いこと気まずい感じになるのは嫌だなぁ~と思い、さらに探りを入れるが全く気づかないジュイ。
何で攻められてるのか分からず、イラッとするジュイに・・・

「ホントに分からんの?
 FBにメッセージ送ったの読んでないの?」

とハッキリ言っても何のこっちゃ分かってないので、「じゃーこれ見せたる」と私が送ったメッセージを読んで固まるジュイ。

ウケルーーーー(爆笑)
カチンコチンに固まってるよぉーーー。

「絶句」という状況はこうですよぉ~と言わんばかりの絶句状態。

ここで笑っちゃ攻撃するときが無いので、私は冷静にジュイに話をしました。

ジュイは喧嘩して都合が悪くなった時には、お決まりで黙りこくる人。
感情高ぶる私が捲くし立てる感じなのが、よくある私たちの喧嘩。

がしかし、私はあのFBの言葉の数々を読んでから既に6時間も経ってるので、冷静そのもの。

黙りこくるジュイに・・・テレビを消して。
「何も言うことが無い訳ないやろ?
 言うことがあるはずや」

とベットに座ってるジュイの横に、仁王立ちで物々しく言う恐ろしい嫁・・・笑

「いや、違うねん。
 なんて言ったらいいの。
 言ってみただけやねん。
 相手がどんな反応するのか、ちょっと気になって何も考えずに書いた」

とやなんとか、色々言い訳をしておりました。

まー私もやっぱりショックだったのは事実なので、もう少し攻め続ける。

「私はジュイと知り合ってから、他の男性に愛してるなんて言ったこと無いよ」
(コレは事実、そんなのホントにジュイ以外に言った事ない)

まぁ~ジュイは言い訳、どうやって説明したらいいの分からない様子で、めちゃくちゃな説明。
そして平謝り。

「もう、しません。
 この彼女とも関わりません。」
「っていうか、私がブロックしたのでもうFB上では連絡取れないから・・・」と言うと。
うん、それがいいって・・・。

「本当にごめんなさい。
 愛してるのはリリーだけです」

と猫みたいに頭を擦り付けて、ひたすら謝り続けるジュイに、笑ってしまいお仕置きは終了。

ジュイがまだメッセージに気付いて無い時に、妹にメールしてこの事を話していた私。
「妹に話した」と言うと・・・。

「えぇーリリーのお母さんが知ったらどうするのぉ~。」
とチョーーー焦るジュイ。

ウケル、面白すぎるよ。

しかも、妹が旦那にも話していた・・・その事を伝えると、もう頭を抱えてる。

ウケル、もう私は腹を抱えて笑うしかない。

昨日の夜は、毎晩寝る前に電話で話す私達だけど、ネットしながらいつの間にか寝てしまった私は、電話をしないで深夜まで電気つけたまま寝てたの。

そしたら1時過ぎにジュイから電話。
「ごめんねぇ~充電切れてて、今帰ってきた」

と何の「ごめん」か分からない電話。
私が電話したのに、繋がらずに怒ってると思ったららしく、飲みに出てて部屋について直ぐに私に電話をした様子。

イヤ、怯えてるね。
私のご機嫌を損ねてはならないと、必死な様子が伝わる。
深夜の寝起きなのに、笑ってしまった。


そして今さっき、ジュイから電話があって、「ブログに『例の話』書いてるねん。」
って言ったら、
「ヒドイ~ジュイは何も悪いことまだしてないもん」

とか言うもんで、「イヤ、十分に悪いし。まだとか言ってる時点でアカンから」
と強気な私。

あんまり長々いじめてジュイが開き直るとそれはそれで困るので、ここに書いたらこの件でジュイをいじめるのは終了にします。

でもこのブログに書いた時点で、十分ひどいかしら??
仲良しのリアル友達はみんな読んでくれてるし、お姉ちゃんも読んでるよ・・・笑

まぁ~夫婦とはこうして絆を深めていくのでしょうか?
夫婦の歴史として、面白いネタが出来たと私は思ってる・・・。

ジュイは本当に私のことが大好きでしょうがないと思ってたけど、やっぱり男ってこういう所があるのが普通なのかなぁ~。
笑いながらの喧嘩の最中に「色んな子に言ってる」ってジュイが言ってたし。
多分、サッカーのファンの子とかにも言ってるのかなぁ~。
私はジュイと知り合って6年と少し、ジュイには私しか見えてないと信じて疑ってなかったけど・・・ちょっとした出来心で、こんなこと言っちゃう人なんだと、初めて知った「フェイスブック事件簿」
まーそんな私もジュイには十分惚れてるのは、承知しております。

夫婦足るもの、コレくらいのことでギクシャクしていては、先が無いよねぇ~。

結婚生活では先輩の妹が言うには、こうして嫁のポジションが上がっていくんだよと・・・。

ホントにそうだわ・・・笑