あけましておめでとうございます
年末年始に久々にプラモを作ったところ、驚くほどリフレッシュできました
集中して手を動かすと無我の境地に至るようです。
今年最初のレビューは、クリスマスに買ってもらったガンダムベース限定のMGウイングガンダムゼロEW Ver.kaチタニウムフィニッシュです。
ほぼ素組みでガチャガチャと作りました
買おうか迷っている人やこれから作る人の参考になりそうなことを御紹介。
まずは完成品
銀メッキの上にホワイトが塗装された独特の光沢が美しいチタニウムフィニッシュ。
白いパーツが大半のウイングゼロEWでは、特に映えます。
独特のツヤが写真だと伝わりにくいんですが、キラキラです
先端の小羽根は、やや軟質のクリーム色っぽい素材。
羽根がグリングリンよく動きます。
それぞれ展開して広げられるので、色々な表情をつけられます。
ほぼ素組でどれくらいかかる?
約11時間かかりました。
途中1時間は、付属のヒイロ君フィギュア×2(↓)の塗装に費やしたため、塗らなければ約10時間です。
コクピットを開けるとパイロットがよく見えるので、頑張って塗ってもよいかも。
こんなことして遊んだり(↓)。
スミ入れ
エナメル塗料でスミ入れすると、エナメル溶剤でチタニウムフィニッシュが溶けるという噂があります
念のため、アクリル塗料でスミ入れを行いました。
アクリル塗料は、エナメル塗料みたいに流れてくれません。
そこで、アクリル塗料をタミヤのアクリル溶剤で5倍くらいに薄め、これに界面活性剤の入った中性洗剤を3割くらい足したもので一部スミ入れしました
原理の詳細は割愛しますが、これで流れやすくなります。
ただ、アクリル溶剤とはいえ、ゴシゴシやりすぎるとコーティングがはげるので注意。
付属品
バスタービームライフル2本とビームサーベル2本、シールドです。
アクションベースに相当する台座もラメ入りのものが付属。
ライフルは、この写真のように2本ドッキングしたものを片手で持つと重さに負けてヘタりがち。
両肩のマシンキャノンは開閉します(↓)。
普通のガンダムの頭部バルカン砲よりも本気で格好いいですね。
ラストシューティングのポーズも取れます…が、ライフルを持たせにくくて苦労します
もう二度とやらないかな。
まさにラストシューティング
ちなみに、初代ガンダムのラストシューティングが真上への射撃だったのに対して、ウイングゼロEWのラストシューティングは真下
以後、人類が戦争をしなくなったという衝撃的な終わり方も含めて考察すると、象徴的な意味がある気がします。
変形
本キットは「ネオバード形態」に変形します。
宇宙を飛ぶのに変形って意味なくね?…という疑問に応え(?)、大気圏外と大気圏内で異なるモードが用意されています。
まずは、大気圏外モード。
羽根の多くが下面で本体をガードしています。
このモードへの変形は思いのほか複雑で、全塗装だと色ハゲ必至では。
こちら(↓)は大気圏内モード。
羽ばたいて飛ぶんでしょうか
かなりのボリューム感で、チタニウムフィニッシュの輝きが前面に出て美しく、気に入りました
製作上の注意点
チタニウムフィニッシュの塗膜でピンが太くなっている箇所があり、一部組み立てにくくなっています。
キツかったら無理せずヤスリがけしましょう
あとアンダーゲート。
パーツ同士を合わせる面にゲート跡がくる箇所がいくつかあり、ヤスリで平らにしないと隙間が出来る原因になるので御注意。
総評
格好いいです
プレイバリューが高く、無塗装でガチャガチャ遊ぶに適していると思います。
ただ、あえて苦言を呈すると、過去のチタニウムフィニッシュの商品と同様、ところどころ塗装にホコリが巻き込まれていました。
また、ホワイトの塗料が乗っていない部分も。
大量生産なので仕方ないかもしれませんが、値段(税込1万5950円)を考えると微妙
通常版は税込6050円なので、塗装で約1万円の上乗せです。
だったら、徹底したエラーチェックくらいはすべきでは?という気もするのです。
総じて良いプラモですが、値段相応の価値かどうかは微妙。
まさにプレゼント用の贅沢品といったところですね
私みたいにウイングゼロEWに特別な思い入れがあればどうぞ