このお方の前ではどんな自由人も中途半端なヤツにしか見えません。
「山下清」展
千葉県立美術館でやっているというのをフトしたキッカケで知り、先日行ってきました。
それからというもの毎日それが頭から離れませんでした。
今まで「山下清」という人を知りませんでした。
いいえ知っていましたが、雁之助さんや塚っちゃんがランニング姿で野原を駆け回り、おにぎりを食べているというイメージ先行で、知っているつもりでいました。
ふと気づいたら、作品をちゃんと見たことがなかったな。。と思っていたのです。
すみませんでした！
目の前に立ちはだかる才能の前にもうただひれ伏すしかありません。
有名な貼り絵からペン画、陶器など素晴らしい作品の数々でした。
またそうでありながらも、作品とともにご本人のコメントや放浪記からの抜粋された文章が掲示されているのですが、これが見事に面白い。
あちこちでクスクスと笑い声が漏れてしまうという現象がおきていました。
あまりに直球な発想に基づく文章からは、
あなた方は目の前にあるものが見えなくなっているんだよ
と言われているような気になりました。
私、個人的には海外へ行く前の作品が好きです。
ものすごい才能を感じる作品集なのに、鑑賞後には何だかホンワカとした気持ちになれるようなそんな展示でした。
お花の作品もたくさんありましたよ。
期間中にもう一度行きたいな～
お薦めなんだな。
「山下清展」
5月28日～7月10日
千葉県立美術館