【ダブルヘッダーのススメ ~球場観戦後割引はじめました~】 | 監督のささやき戦術

 3年目にして「Withコロナ」のスタイルが整ったこともあり、開幕から客数制限なしで開催されている今季のプロ野球。まだコロナ以前の水準には程遠いが、万を超える観客で埋まったスタンドを見ると、かつての日常を取り戻しつつあることが実感でき、嬉しくなる。

 

 この大型連休中も連日結構な数のご予約をいただくなど、おかげさまで当スタジアムも直近2年の惨状を脱し、「試合中継を肴に野球飲み会を楽しむ大勢の野球ファンの皆様」というかつての日常が戻りつつあるのだが、実は開幕から1か月少々が経過しても全然戻らないものがある。それは「球場→居酒屋」ダブルヘッダー民、つまりは「球場観戦帰りのお客様」の流れ

 

 かつて平和だったころ、30分圏内の東京ドームや神宮はもちろん、ハマスタ、ベルーナ、ZOZOなどの関東近郊球場でデイゲームがある日の当スタジアムは、試合中より試合後の方が賑わうのが当たり前で、勝者も敗者も仲良く打ち上げをお楽しみいただいていたのだが、今季はここまでその流れが皆無に等しいのである。

 「試合後に一杯ひっかけて帰る」という文化が、2年もの長きに及んだ様々な自粛生活の中で失われてしまったのか。あるいはまだ感染リスクへの不安が根強く、球場観戦が済んだら皆様一目散に帰宅されてしまうのか。

 飲み屋街でも遅い時間の客足の戻りがすこぶる悪いと聞く。コロナ禍が完全に終息したわけではない現状、やはりその流れが回復するにはまだ長い時間がかかるのであろう。

 

 回復するまで指をくわえて待ってます……、などという他力本願では、コロナ禍で大ダメージを被った当スタジアムの復興も遅々として進まない。無い知恵を絞ってとにかく動かねば!

 というわけで今月よりダブルヘッダー促進のための「球場観戦後来場優待」を始めることに決めたので、ここに告知させていただく。

 

 

 題して『LILIES After Ballpark』

 なんかちょっとカッコつけたかったのでそれっぽい英語タイトルをつけてみたが、その内容はシンプル、ルールはいたって簡単

 ①球場観戦後の予約をする

 ②ご来場時に当日のチケットご提示 or 一目でそれとわかる格好でご来場

 →お会計10%OFF!

 つまり、普通に予約して球場で着ていたユニのまま来場するだけでOKである。

 

 対象となる「球場観戦」は、プロ野球は言うに及ばず、独立リーグ、学生野球、社会人野球など、なんでもOK

 ルール②の「当日のチケット」は説明不要だろう。もうひとつの「一目でそれとわかる格好」についてもたぶんお分かりかとは思うが一応説明しておくと、例えば「東京ドームのGT戦の後に予約し、ジャイアンツのユニを着てご来場」てなことである。

 「観戦してないけど観戦後って言って予約してユニ着てけば割引適用されちゃうんじゃね……?」と思った方もいるかもしれない。それはまあそうなのだが、そこは野球ファンの善意と良識を信じているので特に疑うような真似はしない。

 「球場観戦したけどユニとかは着てないです」という方、もしくは「東京ドームのGT戦にドラゴンズのユニで参戦した」などという方は、チケットで観戦帰りをアピールいただければ。

 

 

 基本的には関東近郊の球場帰りを想定しているが、試合が終わってから移動して当スタジアムの営業時間内に間に合うのであれば、日本全国どこの球場からでも大歓迎

 事実、仙台や名古屋でデイゲームを観戦したあとにご来場というお客様も(珍しいが)いらっしゃるし、当スタジアムが把握している最遠のダブルヘッダーご来場者には、甲子園帰りという猛者もいらっしゃった。

 デイゲームが2時間くらいで終われば、札幌や福岡でもワンチャンあるかもしれない。どなたかチャレンジしてみてはいかがだろうか? 

 

 

 「球場で熱戦に盛り上がったあとは、勝っても負けても野球居酒屋で感想戦、までが現地野球観戦のワンパッケージ」という思想を再定着させたい当スタジアム

 わずかでもそのきっかけ、あと押しになればと願って始める『LILIES After Ballpark』。野球ファンの皆様にはぜひともガンガンご活用いただきたい。

 

 場内での野球中継観戦も現地観戦帰りも、引き続き皆様の当スタジアムへのご来場を心よりお待ちしております。