【桃色自粛日記 20.04.14】 | 監督のささやき戦術
新型コロナウイルスに関する情報について

 史上初の「緊急事態宣言」が発令されて、ちょうど1週間。

 街の光景も激変し、重苦しい空気が世の中を覆っている中、皆様も暮らしに仕事に様々難儀されていることとお察しする。

 年末年始の休みすら1週間に満たない当スタジアムにとって、既に10日以上も営業していないというのはもちろん異常事態

 しかもそれがいつまで続くか分からない状況、気分的には鬱々とすることもあるが、仕事がない分普段以上によく食べてよく寝てるためか、おかげ様で体調だけはすこぶる良いのが救いである。

 

 

 無期限ロックダウン中の当スタジアムではあるが、前回もお伝えした通り、この期間に出来ること、むしろこの期間じゃなきゃ出来ないことが様々あるので、ちょくちょくひとりで店に来ている。

 具体的に何をやっているのか? 例えば、今日1日かけてやったのは……

 場内に大量展示している様々なユニフォーム。これを……

 いったん全撤去。そして……

 コインランドリーに持って行って一気に洗濯、という作業。

 

 普段は毎週数着ずつ自宅に持って帰って洗っているのだが、この長期休場を利用して、全部同時にまとめて洗ってやろうと思い立っての大掃除。

 布だから1枚1枚はほとんど重量を感じないが、30~40枚ずつを一気に運ぶとなると、なかなか侮れない重さを主張してくるユニフォームたち。外す作業を含めて、「何でこんなにアホみたいな数があるんだよ……」と自分で勝手にやったことに自分で文句を言いながら、店から徒歩8分の距離にあるコインランドリーを1日に5回も往復。おかげでいい運動になった。

 

 こんなご時世だからか、都心のコインランドリーには全然人がいなかった。おかげで……

 こんなぱっと見何だか分からない異常にカラフルな大量の洗濯物の出し入れを誰かに見られ、怪訝な顔をされずに済んでよかった……。

 

 この一気の洗濯のために、場内に展示されていたユニフォームおよそ130着を外しながら、そして洗いあがりをたたみながら再確認したのは、買ったり球場配布で貰ったりファンクラブ特典だったりお客様からご寄贈頂いたりと来歴は様々だが、1着残らずすべてに思い出すエピソードがあり、愛着があるということ。これは展示されず倉庫にしまってある300着超のユニフォームたちも同様であろう。

 それはすなわち、当スタジアム7年の歴史、思い出とイコールであり、改めてこんなマニアックな店を7年も続けて来られた皆様からの支え、応援のありがたさを、誰もいない場内でひとりしみじみ噛みしめたのだった。

 

 仮に、壁一面に展示されているユニフォームを1着ずつ外す作業が、「店廃業」を理由とするものだったとしたら、しみじみなどしていられない。ただただひたすらに悲しいだけだろう

 今はこういうしんどい状況だが、それを乗り越えてまたお客様に見て頂くための、未来に向けた前向きなメンテナンス作業として出来ていることのありがたさを再認識し、「こんな大量のユニフォーム、外すの面倒くせーし、戻すのはもっと面倒くせーな……」と思って作業していた自分を少々恥じた次第である

 ……と言いながら、実際問題7年かけて組んできた展示を一旦全部ばらしてまた再構築する作業は、かなり面倒くさくて大変な作業なのだが……。

 

 

 とにかくまあそんな感じで、寸暇を惜しんで(もちろん各種感染拡大防止策を講じた上で)場内メンテナンスに励んでいる今日この頃。『新型コロナウイルス』ショックが終息し、無事に営業を再開出来た暁には、全面リフレッシュされた場内展示で、皆様をお迎えできるはずである。

 もちろん場内メンテナンスと並行して、8年目の新・リリーズとして皆様をお迎えするために、店舗存続のためにもあれこれ動いている。

 ともにこの未曽有の大危機を乗り越えて、また当スタジアムで皆様とお会いできる日を心よりお待ちしております。