【桃色自粛日記 20.04.10】 | 監督のささやき戦術

 『新型コロナウイルス』感染拡大による「緊急事態宣言」が発令されて、早3日。

 今週月曜日から臨時休場とさせて頂いている当スタジアム。店を開けられないこと、野球ファンの皆様とお会いできないことは残念無念ではあるが、おかげ様で今のところ咳も発熱もなく、匂いも味もばっちりで、元気に暮らしている。

 

 思わぬ形で降ってわいた、まとまった休場期間。毎日何をして暮らしているのかというと、実はだいたい店にいる。

 普段忙しくてなかなか手が回らない、膨大な量の野球グッズや書籍類の本腰を入れた整理整頓や、場内の大掃除、ユニフォームなどの洗濯、ずっと放置していたジグソーパズル(もちろん野球の)着手などなど、まとまった時間が取れるのが幸いとばかりに、せっせと取り組んでいるのである。

 真昼間のガラガラの電車で来て、他のスタッフは休ませているのでひとりで延々黙々と作業し、ガラガラの遅い時間の電車で帰っているので、政府の言う「接触8割減」は確実にクリアできている。もちろん、マスク着用、手洗いうがい殺菌を変わらず徹底していることは、言うまでもない。

 

 『新型コロナウイルス』大流行の終息のために、今耐えねばならない意味と意義はもちろん理解している。だから泣く泣く店を閉めているのである。

 ただ、やはり見据えなければならないのは「その先」。ただじっと身を小さくして過ごすのではなく、この自粛期間が日常復帰後のスタートダッシュを決めるいい助走期間になった、と言えるよう、ルールを守って人様に迷惑をかけない範囲の中で、細々とでも前向きに、いろいろ取り組んでゆきたい。

 

 こちらは、本日先ほどの神田駅前、当スタジアムの前の通りの光景である。

 近隣をひと回り見た感じでは、神田の街の居酒屋、飲食店は、8割が臨時休業しており、週末金曜日だとはにわかに信じがたい人の少なさ、街の暗さに、現状の深刻な状況を改めて実感させられる。

 

 前述の通り、当スタジアムの内側のメンテナンスに励んでいる今日この頃だが、そもそも店が生き延びられなければ意味はなし。

 もちろんこの難局の中で店が息絶えてしまわぬよう、日々更新されている行政の各種制度や仕組みを活用するためにも、せっせと動き続けている

 皆様も暮らしや仕事に多大な影響が出て、大変な日々をお過ごしかとは思うが、平和な日々が、野球を当たり前に楽しめる日々が戻ってくることを願いながら、それぞれの立場で共に頑張ってゆこう!

 

 この騒動が終息した暁には、また皆様の当スタジアムへのご来場を心よりお待ちしております。