久々に関東を離れて野球観戦の旅に出た、交流戦期間中最初の日曜日。
通い慣れた球場で、座ったことのない席種にトライしてきた昨日の話をさせて頂く。
乗り込んだのは東北新幹線。「桃色行脚」が北に向かう時は、目的地は大体ここ。
4月以来今季二度目となる我がご贔屓イーグルスの本拠地、みちのく仙台の楽天生命パーク宮城である。
青々とした天然芝のフィールドが眼前に広がるこの場所が、今回初トライしてきた未踏の席種。別日に撮った写真で位置を説明すると…
2013年に、右中間、左中間フェンスを少し前に出し、ホームランが出やすくするための改修工事を行った際に生まれた「ラッキーゾーン」的エリアに作った客席、「Eウィング」である。
レフトの「Eウィング」には2014年夏に座ったことがあったのだが、グループ用のボックス席種となっているライト側は未踏だったので、仲間を募って今回初めて足を踏み入れたのである。
その「Eウィング(ライト側)」の中の風景。こちらはポール側の端から。
こちらはセンター側の端からの眺め。遠目に見るとちっぽけなエリアに感じるが、こうして見るとフェンスが結構前にせり出したことが実感できる。
半円型のテーブルにメッシュの椅子のボックスは4名席。かつては全ボックスがこの構造で4名席のみだったのだが、昨オフの改修で一部が5名ボックス、6名ボックスに変更され、人数に応じて選べるようになったのだった。
今回選んだのはその6名ボックスの方で、お値段は楽天名物フレックスプライスで27,000円~36,600円で、この日の価格33,000円(@5,500円)であった。
こちらがその6名ボックス。椅子は「L」というよりは逆「へ」の字型のベンチタイプ。これは「楽天生命パークボックス席種あるある」なのだが、ここも定員通りに座るとなると正直やや狭い。
カウンター的に設置されているテーブル。
ご覧の通り、幅はそれなりにあるのだがちと奥行きが物足りなく、ベンチとの間をかなり広く取っていることもあって、頬杖をつこうと思ったら胴がかなり伸びる。その分足元は広いので、荷物などがあまり邪魔にならないのが利点であった。
席からの眺めはこちら。
もちろん外野なのでダイヤモンドは遥か遠で、防球ネットもあるのだが、自分たちより前には誰もいない最前列で、目の前は選手たちが駆け回るフィールド、という臨場感は素晴らしかった。
試合中に見える風景は主にこんな感じ。
ライトの守備位置に推しの選手がいる方には堪らない眺めであろう。
せっかくの外野観戦、しかもホームランが飛び込んでくる確率の高そうな最前列の「Eウィング」。心構えと装備をしっかり整えて臨む。
4年前の「Eウィング」利用時にはマイグローブを持参したのだが、今回は球団のこのサービスを利用。
球場前の広場にある、無料(デポジット1000円)でグローブを貸してくれる「グローブステーション」。
借りられるのはミズノ製のしっかりグローブで、左利き用もあるしキャッチャーミットもあるという充実の品ぞろえ。観戦の荷物を増やしたくない横着者にはありがたいサービスである。
結論から言えば、借りたグローブが役に立つ局面は一度も訪れなかったのだが…。
そんな楽天生命パーク宮城のライト「Eウィング」から見届けた試合の話は、(特に積極的にしたいわけではないが…)また次回に。
ここ数年様々な席種を試してきたが、それでもまだまだ未踏の席種が多数ある「席種の宝庫」楽天生命パーク宮城。これからも新席種珍席種を求めて、足繁く通いたいと思う。
それらを参考に、いつか場内に面白席種を作りたいと密かに目論んでいる当スタジアムへの皆様のご来場を、引き続き心よりお待ちしております。