おかげ様で、昨日11日に開場5周年を迎えた当スタジアム。
「新シーズンは新戦闘服で」という不経済極まりないルールに則り、6年目のシーズンのスタートを切った昨日、ユニフォームのリニューアル(5年連続五度目)を敢行。
2018シーズンを戦う当スタジアムの新ユニフォーム、通称『六代目桃色装束』をここに紹介させて頂く。
ニューモデルの前に、誰にも求められていないのを承知で、歴代ユニフォームのおさらいをしておく。
「桃色」ということ以外、見事に一貫性がないデザインの変遷。これは、モデルチェンジのたびに「新しい型やデザインを試してゆきたい」という思いのもと、古今東西の様々なユニフォームデザインを下敷きにさせて頂いているからである。
ありがたい事に、5年やそこらではネタ切れになるはずもないくらい、野球ユニフォームのアイデアは多く、奥が深い。
ここ数年、わりとトリッキーなデザインを採用してきた当スタジアムのユニフォーム。まあデザインに関係なく色だけで既にトリッキーなのだが…。
開場丸5年を迎えた今年は、「クラシカルな野球ユニフォームのデザインに立ち返ろう」をテーマに設定。完成した『六代目桃色装束』がこちら。
2013年の開場当時に着用していた『初代桃色装束』以来となる、ラケットラインを採用。胸マークもシンプルなブロック体をアーチ型に配する、トラディショナルなデザインに。
毎度、どこかのユニフォームを下敷きにしてデザインしている当スタジアムの『桃色装束』。もちろん今回も参考にしたユニフォームがある。それがこいつ。
※Majesticさんのサイトより拝借
昨年、球団創設史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げたヒューストンアストロズの、ビジターユニフォームである。
そのワールドシリーズを毎試合TV観戦していたのだが、見ているうちに色は派手だがクラシカルでシンプルなデザインのこのユニフォームにどんどん惹かれてゆき、ダルビッシュ投手を打ち砕いてワールドシリーズ制覇を勝ち取った第7戦の頃には、「来季のうちのユニはこれ(の桃色バージョン)しかない!」と思い込むまでに至る。
その思い込みが実現に至り、『六代目桃色装束』は「派手、だがクラシカル」なタイプになったのである。
ちなみに背面はこうなってる。
ネイビーの袖ラインとラケットライン。マークと番号はネイビーに白で縁取り刺繍が施されており、ほぼアストロズのユニフォームのオレンジを桃色に置き換えただけのデザインとなっている。
上掲の写真でちらっと見えている、今回初めて導入してみた新要素がこれ。
「何かそういうのついてたら本物っぽいな…」と、そもそも「本物」の定義が何なのかよく分からないが、とにかくそんなことを考えて、左袖に当スタジアムの2018年のロゴマークをあしらってみた。
そしてもう一か所。
背面襟元に、なんかプロ野球で見たことがあるような気がするマークが。一応説明しておくと、「LILIES KANDA STADIUM」の頭文字である。何かに似ているのは気のせいである。
今回のユニフォームリニューアルに際し、2015年の三代目以降、ユニフォームが変更になっても同じものを使っていたキャップを、久々にリニューアル。
左が旧モデル、右がニューモデルである。
お察しかと思うが、これもヒューストンアストロズに色濃く影響を受ける。
エンブレムっぽいのに憧れを抱いた結果、今回のキャップは立体刺繍のマークではなく、初めて刺繍ワッペンの貼り付けタイプを採用。今までのドジャース風の「LK」マークを生かしつつ、印象を変えてみた。
そんな通算6種類目のユニフォームで臨む、当スタジアムの6年目のシーズン。『六代目桃色装束』が廃業時の着用モデルとなりました…、などということにならぬよう、2018シーズンもつぶれぬことを第1目標に、当スタジアムなりの野球道に邁進してゆきたいと思う。
新ユニフォーム見物がてらにでも、皆様の当スタジアムへのご来場を引き続きも心よりお待ちしております。