「時期尚早!」と馬鹿にされようとも、今言っておかないとこの先使う機会がない可能性もあるので恥ずかしげもなく口にするが、我がご贔屓イーグルスの「首位固め」を観戦してきた日曜日のZOZOマリンスタジアムの話をさせて頂く。
ご贔屓イーグルスの一軍公式戦今季初観戦の相手は、オープン戦敵なしであったマリーンズとなった。こちらがスタメン。
マリーンズの先発は、謎のご縁で昨季は登板試合にぶち当たること実に六度を数えた唐川投手。
今季も既に二度目である。
我らイーグルスの先発は、遂に公式戦デビューを果たす事となった今季一番の新戦力。
アマダー選手のメキシコ土産のインフルエンザを貰ってしまい(憶測)、内定していた開幕投手の座を美馬投手に譲って、開幕8戦目で満を持しての登場となったFA補強の岸投手。
レジェンドブルーからクリムゾンレッドへと見た目は変わったが、ノーノ―達成などライオンズ時代からマリンは相性の良い球場ゆえ、期待感は高かった。
3番4番が全然打たないにもかかわらず、なぜか打線好調のイーグルス。そのキーマンのひとりは間違いなく彼。
梨田監督の攻撃的オーダーの象徴、1番ショート茂木選手。
2年目のジンクスなどどこ吹く風と、この試合ではいきなり初回先頭打者アーチを、ご丁寧にイーグルスファンひしめくレフトスタンドへと叩き込む。
打った本人よりウキウキで高く飛ぶウィーラー選手のジャンピングハイタッチ。相変わらずかわいい…。
初回、さらに島内選手のタイムリーで1点を追加したが、もったいなかったのがこの巨漢の暴走。
夜のフジONEの「プロ野球ニュース」で高木豊さんにボロクソに言われていた、アマダー選手の惜しくも何ともない本塁憤死…。
せっかくのいい流れを向こうに渡しかねない暴走であったが、結果から言えば今のイーグルス打線はそんなチョンボもものともしなかったのであった。ちなみにアマダー選手、8回に汚名返上のタイムリーを放った事をフォローとして申し添えておく。
開幕から重度の貧打に見舞われ、この試合でもわずか4安打に終わったマリーンズ打線の中、ひとり気を吐き続けているのがチームキャプテン。
6回にこの試合唯一の得点となるソロアーチを放った、鈴木大地選手。
鈴木大地選手と言えば、この日選んだ球場メシは今季新発売のこれだった。
思わず二度見してしまうくらいポスターと実物でモノがずいぶん違うが、ビールが進む濃い目の出汁の味に、お値段相応のボリュームもあってなかなか美味しかった。ハイカロリーなこいつが今季の打撃好調を支えているのであろう(適当)。
試合途中、マリーンズ側で目を引いた光景がこれ。
弟がショートスタメンのところに兄が7回から登板して実現した、祐太翔太の大嶺兄弟センターライン。
祐太投手の背番号が変更になった事により、何となくより兄弟っぽくなった。
6回を投げて鈴木大地選手のソロアーチ1本のみと上々な内容だった岸投手から、森原投手、ハーマン投手といずれも昨年いなかった投手による2017年版勝利の方程式でつないで、最終回は鷲の守護神3シーズン目の彼が締める。
正面から見ると、投げ終わったポーズが「K」に見えることでお馴染み(?)の、若き守護神松井裕樹投手。
2奪三振のパーフェクトセーブでゲームセット。
にっこにこの嶋選手と握手を交わす、その松井投手。
最終スコアは4-1。
全く危なげのない、見ていてストレスのない試合運びでの快勝。
なんか懐かしさを覚えたので調べてみたところ、マリンの同カードでの観戦勝利は2015年6月以来であった…。そりゃ懐かしいわ…。
ヒーローはもちろんこの選手。
6回4安打1失点で今季初勝利、そしてイーグルスでの初勝利を挙げた岸投手。
次はその快投を地元仙台のファンに見せてあげてほしい。
この勝利をもって、開幕から3カード連続勝ち越しの7勝1敗で首位の座をがっちり固めたイーグルス。
冒頭でも触れたが、言えるうちに言えるだけしつこく言っておく。「首位固めだ!」と…。
先週の利府での二軍戦に続き、今季初の一軍公式戦観戦も快勝で飾る幸先の良いスタートが切れ、試合終盤まで降り注いだ冷たい雨も全く気にならないほど大いに楽しめた、日曜日のZOZOマリンスタジアム。
「期待しすぎるとあとが辛くなるから…」という恋する乙女的懸念もなくはないが、例年以上にご贔屓イーグルスへの期待感を持ちたいと思う。
浮かれて「首位固め!」とか言ってる者が言うのも何だが、まだ始まったばかりの2017シーズン。
行ける試合は現地観戦、行けぬ試合は当スタジアムでと、使い分けて頂ければ幸いである。
皆様の「第2の本拠地」でありたい当スタジアムへのご来場を、引き続き心よりよりお待ちしております。