【杜の都の最上段 ~桃色席種レビュー'16~】 | 監督のささやき戦術

 気付けば残り4週間を切った、2016年のプロ野球レギュラーシーズン。

 今季最後(多分)の遠征に赴いた、先日の日曜日の話をさせて頂く。

 

 

 やって来たのは今季五度目の杜の都

 ご贔屓楽天イーグルス本拠地、毎度お馴染み楽天koboスタジアム宮城である。

 

 

 最近、意欲的かつ気まぐれに取り組んでいる「通い慣れた球場の座った事ない席種に座ろう」活動

 席種の宝庫であるkoboスタはその活動にうってつけで、今季もここまで「外野ピクニックボックス(芝)」「エキサイティングフィールドシート」などの珍しい席種に潜入してきたが、今回もまた未踏の席種をチョイス。それが前掲の写真で立っている場所

 

 三塁側にそびえる「バイバースタンド」の外野寄り上段エリアにある、「バイバーリビング」というグループシート。その最も上段に位置する、「バイバーリビング7」というその名の通りの7名席を、この日のマイシートに選定。

 その全景がこちら。

 例によって細かくチェックしてゆく。

 

 ブースの奥には、横一列にソファーシートが並ぶ。

 背もたれ、座面ともにビニール張りのクッション素材が使用されており、長時間の座っての観戦でも身体が痛くならない。そしてこの手のグループシートとしては、ひとり分のスペースがかなりゆったりと取られているのも特徴。この奥のソファーで5名分。

 

 残り2名分の席がこちら。

 テーブルを挟んで2脚ある椅子は、持ち出し防止のためにワイヤーで固定されているが、ある程度は動くので、フィールド方向に向ける事は可能。

 

 ブース中央のテーブル

 少々傷みが気になるこのテーブルは7名で使用するには少々狭いが、カップホルダーは人数分用意されているので、突風でドリンクが倒れたりする心配はなさそうである。

 中央にデンと鎮座するモニターは、目の前のフィールドで行われている試合が映し出されるものなのだが、なぜそんなモノがテーブルの上に陣取っているのかについては後述する。

 ちなみにこのモニター、デイゲームでは画面が非常に見づらく、ほとんど役に立たなかった…。

 

 

 「バイバースタンド」の最上段ゆえ、ソファー席の真後ろにはビジョンが屹立

 福山雅治氏のご尊顔もただのドットの集まりに見えるレベルの至近距離である。

 

 

 席からの眺望、外野方面。

 高さ的には観覧車の中心部分とほぼ同じくらいだろうか。最上段ゆえフィールドは遠いが、球場全体が広く見渡せ、なかなか気持ちがよい。

 

 問題はこっち側

 見事なまでにマウンド周辺に被る照明塔…。もともとこのエリアは度重なる球場拡張の中で誕生したスタンドであり、照明塔の背後にスタンドをどんどんせり出させてゆく格好で増設されているため、この視界問題はどうしようもなく、HPでも「見切り席」というアナウンスがされた上で販売されている。

 つまり「目視できない部分はTVでよろしく」という事で、各ブースにモニターが設置されているのである。

 

 

 その照明塔が観戦の妨げになるという難はあるものの、ゆったりとしたスペース、高い位置ゆえの開放感、吹く風の心地よさなど、個人的には割と好印象であったこの「バイバーリビング」。

 そこから見届けた試合の模様などは、また次回に。

 

 

 今日から10月1日まで、1日たりとも試合のない日がないプロ野球レギュラーシーズン終盤戦。

 ポストシーズンに向けた最後の戦いの観戦に、引き続き皆様の当スタジアムへのご来場を心よりお待ちしております。