【東京ドームのキタキツネ ~桃色行脚'16~】 | 監督のささやき戦術

 神宮で白いだるまを回収後、観戦もそこそこに信濃町駅まで取って返し、黄色い電車で向かった先日の日曜日の第2試合の話をさせて頂く。

 

 

 プレイボール直後に到着した、今季三度目の東京ドーム

 カードはファイターズVSホークス3回戦であった。

 

 かなり余裕があった内野2階席に陣取っての観戦。

 好きなところに座り放題の状況。営業的には嬉しかないだろうが、ファン的には「これぞパリーグの東京ドーム…」とある意味ワクワクする。

 

 

 ファイターズの先発は、昨季の新人王有原投手

 

 対するホークスの先発は、ちょうど1週間前にKoboスタで見たばかりの武田投手

 若き右腕の投げ合いで試合はスタートした。

 

 

 もはや別れて11年が経ったが、元ダイエーホークスファン的には嬉しかったサプライズスタメンが…。

 「待機中」でお馴染みの城所選手が、待機を解除しまさかのスタメン出場。聞けば5年ぶりとか。

 8回には鮮やかなバントヒットを見せた。

 

 

 両先発の好投でロースコアのまま進んだ試合が、いろんな意味で動いたのは6回であった。

 走者田中賢介選手と激しく交錯し、負傷退場となった川島選手

 

 国内はもとより、MLBのダルビッシュ投手もチームメイトに意見を求めるなど、議論を生んだこのプレイ

 現地で見ていた印象としては、故意などではなく不幸な事故だったように感じられたが、その川島選手は全治未定の重症となってしまった。1日も早い回復を祈念している。

 

 

 工藤監督の猛抗議による中断で武田投手のリズムが狂ったか、続く大谷選手にヒットを打たれ…

 レアード選手には3ランホームランを被弾

 大谷選手と一緒にはしゃぐ姿がかわいい…

 

 

 9回に登板した増井投手がピンチを招いたものの…

 逃げ切ったファイターズが勝利し、カード勝ち越しを決めたのだった。

 

 

 どちらも贔屓球団ではなく、全く利害がないチーム同士の熱戦を、心穏やかにのんびりと楽しんだこの日。

 通い慣れた東京ドームの、見慣れたパリーグ同士の対戦であった中、試合中にコンコースをうろついていたところ、唐突に見慣れぬ奴にエンカウント

 今季開幕直前に突如としてファイターズマスコットファミリー入りした、キタキツネフレップ・ザ・フォックスさん。もちろんお初にお目にかかった。

 

 キツネと聞いて思い描くような「グリコ森永事件」的なキツネ目ではなく、大きくてまんまるな瞳と、ギョロタンチックな鮮やかな赤いモヒカンが特徴的である。

 

 ご丁寧にお名刺を頂戴した。

 立ち居振る舞いはルーキーとは思えぬほど堂々としていたし、既にデザイナブルなサインまで用意している割には、まだ「マスコット見習い」なのか…。

 ファイターズさんの採用基準は存じ上げないが、ここで会ったのも何かの縁。無事に正規雇用を勝ち取れるよう、神田の空の下からお祈り申し上げたいと思う。

 

 

 そんなこんなで、デイゲームをダブルヘッダー(実質1.2試合分くらい)するという無駄な動きをとって、東京の2球場を楽しんだ日曜日

 過ぎてしまえばあっという間のプロ野球シーズン。僅か週休一日の身でも、可能な限り多くの試合に足を運べるよう、今後も無駄を厭わず東奔西走してゆきたいと思う。

 

 

 デイゲームと言えば、今週9日(土)はプロ野球が全試合デイゲームにつき、当スタジアムも今季二度目のデイゲーム営業を行う予定である。

 ぜひ真昼間から、当スタジアムで冷たいビールと熱いプロ野球をお楽しみ頂ければと思う。

 

 ナイトゲームもデイゲームも、引き続き皆様の当スタジアムへのご来場を心よりお待ちしております。